WADIA・LTDの仕様の中で、
850・21・860については、
変更1・2・3が追加され、ています。
変更1は6LTDには、最初から、変更しているのですが、
他3機器は、変更場所がなかなか特定できず
あとからの追加変更になりました。
変更2においても、6LTDは最初から変更しています。
が、実は、これも、ほか3機器では、変更場所が特定できず、
まさかのここ?と、言う感じでみつけることができて
変更1、2については、
LTDの標準仕様ということになりましたので、
LTDの中に含まれています。
変更3(1704換装)においては、
正直、6LTDは元の物が良いので、変更無しですが、
他1702が載っているものは1704に変更できます。
(2017年9月5日、在庫ストックできています。)
その部品も、いろいろ、グレード・種類?があって、
微妙に音が違ってきている様です。
そして、LTD仕様音質改善をするにあたっては、
XLRでなく、RCA側への施工になるため
RCAでの使用に成ります。
XLR神話みたいなものが有って
こちらのほうが音が良いというのが、
根強いようです。
今回、オークションに出品されたWADIA6VRDS円盤変更・電源強化・前期型の
落札者さまから、問い合わせをいただいたのですが、
元オーナー様が、この機器の音質改善を行わなかった大きな理由が
XLR側での使用だったことが大きいようです。
電源強化の効果はXLRでもでます。
オペアンプ・クロックなどの音質改善も、
XLR側でもでます。
が、LTDまでもっていくときに
RCA側での変更が必須になってきました。
このため、850LTDのオーナーのT氏がXLR側での音質改善・
LTD化をおこなっていたのですが
変更1,2のことが有り、
RCA側での使用をお勧めしました。
LTD仕様音質改善で、
6LTDだけでしかでてこなかった実在感が
でてきはじめました。
つまり、RCA側での変更をかけないと、
実在感が出てこないのです。
こういうこともあり、
WADIA6VRDS円盤変更・電源強化・前期型のオーナーさまには、
LTD仕様音質改善は最終的にRCA側になるということをおつたえしました。
XLR側だけの音質改善でも、十分な音はしていますが、
その音質改善をしていない状態なので、
XLR側を使用する為か、
前オーナー様は外付けのクロックジェネレーターを使用していた様です。
オペアンプも古い性能のそのままなので、
XLRできくとしても、
精度があがってきていないというところもあり、
最低限、オペアンプとクロックを付けることをお勧めしたのですが
代理の本音は
RCA側・LTD化の「あの音」をきかないのは、
もったいないことだと思えて仕方がなかったのです。
そして、
まさかのXLR側から、RCA側への変更
(変更1及び変更2)を提案された850LTDオーナーT氏は
普通なら、
XLR側の方が良いと思ってXLR側で施工したのに
なに、それ、ムカ・プン!!
と、なってもおかしくないところを、
「今まで以上に音が良くなるなら、聴いてみたい」
と、非常に純真といいましょうか・・・
音に対しての素直な希求といいましょうか、
高橋を信頼してくださるというよりも、むしろ、
率直に人を信じていく無垢な童心そのままという感じで
XLRからRCAの変更
それも、XLRケーブルを当方の物とおなじにするということで、
それも自分で作成されていて(㊙の作り方が有るので、
そのあたりの手配からも全部ご自身でされていて
それを、今度はRCAケーブルを新たに作らなければならない)
など、こちら側だけの変更だけではないところもありながら、
提案に快諾を頂いたわけです。
あれから、半年近くたち、
エージングもずいぶん進んでいることだろうとおもっていたところにメールをいただきました。
相変わらず、無断借用ですが
XLRから、RCAにかえることを
提案して良かったとおもえる、
提案した「そのわけ」をダイレクトにつかんでくださっているということもあり
代理としては、本当によかった。
と、思います。
XLRからRCAに変えるその意義をシェアしたいという思いもあり
勝手に拝借しております。
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私のWadia850LTD+は日々愉しませてくれています。秋に入って
西向きのオーディオルームが耐熱試験室で無くなったせいもあって、
また熟成が進んできたせいもあって、筆舌に尽くしがたい音を奏でて
くれています。アップグレードして頂いた後でシステムに帰ってから
明らかに違う音になってきています。音場の上下左右手前奥と、
焦点や倍音が繊細にくっきり出ていながらひとつの空間に自然に
定位する、しかも実在感に富む、目をあければそこに演奏者がいそうな
感じです。もう良い音というよりも愉しい音ですね。どんなCDも
聞かせどころを前面に出してきますし、良い録音のCDはあまりにも
生々しいので気恥ずかしいくらいです(すぐ目の前で歌われると)。
最初にOHして頂いた時、アップグレードして頂いた時、LTD化
して、最後にアンバランスのOPアンプを変えて頂いた時、それぞれ
「凄い音だな」と思っていましたが、今目の前にある世界は、全く
別の世界で、とても元の850では出ない、というか別のシステムの
音がしています。RCAケーブルをBELDENに変えたりはしていますが、
15年間使っているスピーカーの枠いっぱい、というよりタガが外れた
ような音がしています。それはたぶん、スピーカー全体がまるで
弦楽器の胴鳴りのように響いているからのように思います。昔は確かに
正確な音で、三次元に定位はしていましたが、こういう朗々とした
響きはありませんでした。特にWadia850を「+」に上げた時にこの
コクのある響きが出てくるようになった気がします。その響きにさらに
自然さと緻密さが、その後半年間で少しづつ増してくる、そういう
経年変化でも楽しませてくれます。
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特にWadia850を「+」に上げた時にこの
コクのある響きが出てくるようになった気がします
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この部分が変更3(1704換装)になるのですが、
変更3は
LTDまでのいろんな変更の表現の精度を上げてくれる働きがあります。
元の部品では、そこが、古いヴァージョンの為
良いものに変えるということを提案したのですが、
この部品は
音域・解析力など非常にあがってきます。
以前のままで、LTDにしておいた場合、
LTDの性能・能力は100あったとしても、
1702では、
60~80位の解析しかできなかったのが、
新しくつけた1704で、100の解析ができれば、
当然、音は良くなります。
問題は、元のLTDが100までいっていると言う事なのですね。
よく、部分だけ変える、
オペアンプだけ変える。クロックだけ変えるということをやる場合
代理も反対します。
元の性能をとことんあげてやる。
と、言う事をせずに例えば、変更3・1704換装だけ行っても
抽出する元のレベルが低いのですから、
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音場の上下左右手前奥と、
焦点や倍音が繊細にくっきり出ていながらひとつの空間に自然に
定位する、しかも実在感に富む、目をあければそこに演奏者がいそうな
感じです。もう良い音というよりも愉しい音ですね。どんなCDも
聞かせどころを前面に出してきますし、良い録音のCDはあまりにも
生々しいので気恥ずかしいくらいです(すぐ目の前で歌われると)。
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と、いうような、レベルには到達できないわけです。
何度も、書きますが、最初にOHありき
そして、WADIAの伸びしろは半端ないものであると言う事。
(ただし、850まで)
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T氏の信頼とご報告に感謝いたしております。
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2018年7月29日
今は、他の機種にも
blue化他、の音質改善を取り入れることにより
WADIAのようなRCA側で、という限定でなく
XLR・RCAどちらでもという選択ができるようになっていることが多く
多く、両方とも、施工という形でRCA側・XLR側の
音の違い(個性)が出ます。
(WADIAは、機構の問題でRCA側にての変更になりますが
他機種ではできない変更になるため
RCA側での実奏になります。)
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