ちょっと、思い出したのが、
SPを自作するK氏と高橋の会話。
K氏800Lアルテックのネットワークも
1代目に引き続き、
2代目を作り中なのである。
スピーカーも高橋が手配した関係があったので
ま~いろいろと・・・。
で、何かの折に高橋SP(アルテック620A)の話になり
K氏・・・
「ええ??同軸はむつかしかろう?」
と、言っていたので、
高橋SPが同軸で作っているということになる。
同軸ユニットのSPは、ユニットの数が少ない事がメリットでもあるが、それがデメリットでもある。
一つのユニットでは出て来ない音が有る事を承知して使わないといけない。
これがあるために、
良いスーパーツイーター(これは、ここでは名前を伏せておく)
と
良いネットワークにするということが、要。
620Aの表現能力をひきあげるには、
絶対、ネットワークを良いものにするということが必要で
当方のネットワークは門外不出。
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一番、代理にとって、だいじなのが、
低域補完。
これが、中高域の表現を良くしていく。
そして、一番間違われやすいのが、
低域をーどーーーーーんとか、ずどーーーーーんとか
(文字であらわしにくいww)
そういう大きな音になると考えられてしまう事。
重低音などとか、低域というのは、
唸り・響き・空気振動になって、
耳に聞こえにくい。
非常に静かな音といってよい。
見事な空気振動が、ゆったりと、部屋中をみたし
体の根幹にまで届いてくる。
わずかな音のため、耳には、わかりにくいものであるが、
これは、WADIA6LTD(改)Blueの再現能力の高さを物語る。
ここまでのCDPをもたないと、
(たぶん)本当の低域が何たるか、判らない。
おまけを、いえば、インパクトに耳をもっていかれてしまう人がほとんど。
素のCDPから、出ている低域は、本当の低域ではないのだが、
おまけに、インパクトがあるのが、低域だと思い込んでいると、
聴く耳が育たない。
620A+ネットワーク(高橋監修)は、あますことなく、本当の低域を再現してくれるので、
良いCDPをもつほどにその実力を確認できるとともに
ネットワークの作り方・スーパーツイーターのチョイスも
シビアなものになってくる。
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で、かわりに
アルテック800L 1代目のネットワークを掲げておきます。
今回はA7 800Lエンクロージャー用のネットワークの作成です。
コイル抵抗分を減らすためにウーハー用にフォステックスのLS4鉄心コイル、ドライバー用に2.8mH空芯コイル(巻きをもどして1.8mHにて使用)を使いました。
コンデンサは音が繊細で柔らかい(はず)オイルコンデンサを使いました。
アッテネーターはトランス式の物を使いたかったのですが今回は見送りました。
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