それ、どういうことですか？（再掲載３）

検索ロゴにおもしろいものやら、妙なものがあることは

いつかかいた。

例えば

ＷＡＤＩＡ６中古

う～～～む

中古でない新品のＷＡＤＩＡ６などあるのだろうか？

あったとしても、それは未使用の中古品であろう？

 

以前にも書いたが物語性のある連日検索

トレー開かない

トレーの開かない理由

トレーの修理の仕方

トレー修理してくれるところ

 

なにか、後ろに不具合発覚から

どう対処すればいいか

自分で治せないか？

無理！！

どこでなおしてもらえばいい？

というストーリーと心情が見えてくる。

 

ところが、今回

ＷＡＤＩＡ６ＬＴＤ　中古価格

と、あった。

あ～～～～。

なんとも、はや・・

どういえばいいだろう。

 

まず、ＷＡＤＩＡ６ＬＴＤ　中古という言い方も妙である。

現状、６ＬＴＤは世界中探しても８台しかない。(現在9台・・まだ依頼を受けているので増える/2018年7月）

(LTD11台　SPIRIT（前期型LTD）７台、まだ依頼を受けているので増える／２０１９年６月）

（LTD/SPIRIT（改）Blue　計２３台/２０２１年５月）

 

それも、ここ2年ほどかな、作って間もない。

６ＬＴＤとしては2年で中古扱いか？

2年目などになるとエージングばりばりきいて

もう、誰かと同じセリフでいえば「神」のごときである。

それを中古とはいってほしくはない。

そして、百歩譲って・・中古ね。

その中古価格というのは、６ＬＴＤ本体を指そう？

ＬＴＤ化価格という意味ではない。

と、なると

中古価格・・・と、いわれても

普通、あれだけの音の６ＬＴＤを手放す人はいない。

なにか、ブランドとまちがえられたのだろうか？

いっぱいメーカーからでてるものだと思われたのだろうか？

 

いやあ、価格って、中古って

それ

ＬＴＤ化するだけして、いらないって？

ぽこぽこ、手放し品がでる？

 

でないね。

 

よほど、事情があって

金が必要だとかね・・・

そうじゃない限り、8台しかないものの

手放し価格なんて、でてこないっしょ？

 

過去、改が1台、オークションにだされたことがあったが

これは、ひとつには、ＯＳコンてんこもりが悪さをしたかという気もする。

1年以上たって、ＯＳコンの整音効果が逆に音をわるくしてしまうということになり

ＯＳコンを撤収して、プロトと同じ構成にかえた。

オーナーさまは改の真価がわかる山手サービスでひきとってもらえないか？と

尋ねてくださったのだが

そのころ６ＬＴＤをつくってしまっていて

もう1台、作る余裕はなかったし

正直を言えば、改のままでは聞く気にならない。

オーナー様のいう真価を知っているからこその値段は

製造元に買い取ってもらうには

複雑であろう。

当方が自分用に改をつくるとしても、

必要なのは本体だけで後の材料や技術はとりあえず只である。

つまり　当方にとっては

改であってもＬＴＤであっても　本体価格ということになってしまう。

 

本体プラス材料プラス技術料の値段からいくらか差っ引いて買うという考えにならない。

それをたとえば買ったとして

もともとの価格で誰かにうるということができるだろうか？

差っ引いた分を足してもともとの価格で売るとしたら

何年か使ったコンデンサで何年か使ったピックアップで

新しく作ったものと同じ値段？

お客様は当然値引きを要求するだろうし

こちらも新規に作った価格とおなじには売れない。

 

と、なると、いいところ、よく勉強して

現状のオークション相場程度の買い取り値段を提示するのが関の山だろう。

その時はＬＴＤ化したいという人がいなかった。

そうこうするうちにＬＴＤ化希望者が現れたころに

その改がオークションに出品された。

 

お二人の方が問い合わせてきて

いくらくらいの価値だろうということになった。

ＬＴＤ化するのに

ＯＨはしてある、音質改善はしてある　アルミＶＲＤＳはしてある・・そのほか、いろいろ・・・

でも、そこからさらにＬＴＤ化したいのだから

それは、少しでも安い方が良いだろう。

 

実際にかかった金額と本体購入金額を考えたら

競り合いになれば35万以上になるかもしれないとこたえたが、

結局、知名度が低かったのだろう

28万ほどで落ちた。

 

競争者も2人。

一人の方の予算が25万だったというから

3万ほど上乗せして、あきらめたところで

もう一人の方が28万ほどでおとされた。

 

お互い、もう一人の方がいなければ

もっと安く手に入ったのにとおもわれたことだろう。

 

そして、その機器がＬＴＤに変わった。

http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-164.html

 

そして、この方の前期型ＷＡＤＩＡ６を

ＬＴＤもあって、部品どりに置いておくといってらっしゃったのだけど

前期型は後期型の部品どりにはならないということで

バグを直す方法をみつけだして

前期型６ＬＴＤ　ＳＰＩＲＩＴとなり

ピックアップ交換に来ていたブルーノートさまのＷＡＤＩＡ２１の

ピンチヒッター並びに試聴をお願いしたのがきっかけで

ブルーノートさま、個人のＡＵＤＩＯになっている。

 

いろいろな縁で

必要な方のところに機器は収まっていくものであると考えているので

手放されるのも自由ではあるが

さすがに6ＬＴＤの中古はでないだろう。

 *現在はLTDに続き -blue-が出来上がっており

さらに音が良くなっている。

WADIA に、おいてblueの施工はLTD までもっていった後でないと受けない。

他機種においては

blue化手法を一部取り入れ始め

音がぐんと良くなっている*