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今回も山手サービス所有ハーマンカードンのサイテーション4の紹介です。
こちらは5年位前に購入して時間の空いた時に整備をして使える様にした物で内部はほぼ当時の状態を保っています。
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発売は1960年頃で既に半世紀以上前の製品なので流石に端子は御覧の通りの状態です。
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入出力の端子は金メッキの物に交換をして接触抵抗の不具合に対処です。
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電源部のセレン整流器が駄目になっていたのでシリコンのブリッジダイオードに交換です。
当然ブロックコンデンサも新しい物に交換です。
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入力切替SW等は分解清掃が出来る構造だったので良かったのですがボリュームが非分解で清掃が出来ませんでした。
2連のボリュームで左右の抵抗値が一致しておらずバランスのボリュームで左右の音量調整をしている状態です。
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使われている抵抗はアーレンブラッドリーでコンデンサはグッドオール・スプラグと言った当時音が良いと評判の物が使われています。
真空管は出力管のみアメリカ製でそのほかは日本製の物です。
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音はマッキントッシュのC8やマランツの#7と聞き比べても遜色の無い音が出ていると思いました。
素で聞く真空管の音ならこの時代の音が一番良いのではと思いますね。
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今回は山手サービス所有ハーマンカードンのサイテーション2の回路を使ったレプリカの紹介です。
製作は4年位前で、当時使っていたLUXMANのLX-360のメンテナンス性の悪さや信頼性に不安があり安心して使えるアンプを探していた時、プリアンプのハーマンカードンのサイテーション4を所有してその音の魅力に惹かれたのがきっかけです。
当時物のサイテーション2を探しましたが販売している物は無く丁度レプリカに使用出来る中古のアンプを入手出来たのでそれをベースにレプリカを作成する事にしました。
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当時の音を聴きたかったのでサイテーション2を参考にトランス以外はボリューム・抵抗はアーレンブラッドリー、コンデンサはスプラグ・グッドオール、出力管はゼネラルエレクトリックでプリ管もゼネラルエレクトリックとしたかったのですが入手ができず日本の通信工業の物です。トランス類はTANGOの物で揃えています。
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高温に対処出来る様に配線類はテフロン電線や耐熱電線を使っています。
入手に手間取ったのがブロックコンデンサです。設計上でB電源が500Vと成っていたのですが500V以上の電解コンデンサの販売が見つからず暫くは500Vの物で代用させました。
現在は550Vで一応OKですね。
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音は当時物に近い音がでていると思いますが、なかなか音域レンジも広くWADIA6LTD-Blueとの相性も良くスタンダードなジャズを聴くとかなり生々しく感じる音と成ります。
夏場は発熱が大きいのであまり使いたくないアンプですが、静かな夜に真空管の赤熱の間からほんのりと見える青白い光は雰囲気を一層盛り立ててくれますね。
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プリアンプのハーマンカードンのサイテーション4を所有してその音の魅力に惹かれたのがきっかけです。
と、あるので、ここは、
セットで抜粋しました。
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