当方のWADIA6LTD(改)Blueに
24ビットのオデオンライト・AGを付けたのと
WADIA25LTD-Blueに持って行ったものと・・・
そのほかもありますが・・・
特にこの3機については、
6LBの音とそっくりな音を出してきます。
が、3機とも、
6LBがもつ、距離感・陰影・臨場感・空気感・深み・厚み・沈み込み・情感に訴える力・実在感などなど、もろもろの
音世界を再現できません。
DACとトランスポートというセパレート型では、
どうしても、空気感などの「感」がでてこないので
何故だろうと、考えたことがあります。
確かに、明晰に鳴るため、音は良い風に、聴こえるのですが・・
おそらく、人間で言えば
臓器移植を行って、自分の一部になったものと(一体型)
透析や人口臓器を体の外につけている(セパレート型)の違いだと思うのです。
移植したものが痛くなれば本人が痛いと感じますが
人口臓器などは、痛くなることがありません。
そういう「感情」が、一体化することがあるのだと思います。
WADIA LTD-Blueをお持ちの多くの方が
DACもお持ちで、オデオンあたりのBlue化したもで聴くと
最初は、オデオンにつないだほうが良いとおっしゃるのですが・・
よく聴いていくと、
上に書いたような「情感」などに訴える力が薄いと気が付くと同時に
LTD-Blueの「情感」などに訴える力を再認識するという事になっています。
こういう意味では、
DACで聴いてみていただいてよかった。
と、思うのです。
おそらく、DACの良いとこどりの逆エージング耳になっていらっしゃり
21LTDの良さが、まだ、見えてこないのではないかと思っております。
それと、先に書いた
MLのあまさ・緩さの個性に打ち消されてしまって
DACのほうが(24ビットと思いますが)、明晰になっているため
くっきり感に耳をとられてしまっているかなあ?とも思います。
実際、Bluenoteさまの21と6SPの比較の時でも、
最初は21のほうが迫力がある。
と、思ったそうです。
聴きこんでいくと、6SPのほうが、デイテールが緻密という
評価に代り、6SPはBluenoteさんのところへ行きました。
このように、インパクト(くっきり感・迫力(太い音?))は
逆エージングを起こしやすく、
繊細な音・緻密な音に気が付きにくくさせてしまいます。
緻密な音というのが例えば1000色あったとします。
その1色1色をきちんと再現するのが緻密という事になりますが
太い音・インパクトのある音というのは、
例えば5色くらいしかない為、太く見え、インパクトが強くなるものですが
繊細さがないため、細かな情感の表現に結びつきにくいし
音が増えたという感じではなくなります。
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