ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

神戸弘陵 延長後半、PKで決めた 2019年11月12日火曜日、神戸新聞文字起こし

2020-02-22 | Weblog
2019年11月12日火曜日、神戸新聞文字起こし

神戸弘陵 延長後半、PKで決めた

互いに無得点で迎えた延長後半残り1分、
10度目の優勝を懸けたPKが
神戸弘陵に巡ってきた。ボールを置いたのは、
100人を超える部員をまとめる沖吉主将。
「右に蹴る」たとえGKに読まれていても防げないコースに
打ち抜くと、くるりと旋回。一目散に応援する席に
向かったのもイメージ通りだった。

そこに弱気な主将はいなかった。1月の県新人大会で
PK戦を外し、8強敗退。その後も外し続け、
8月の公式戦ではPKを下級生に任せた。
「3年生が覚悟を決めていたら、蹴るのでは?」
指揮官の言葉に「逃げていた自分がダサい」と反省。
今大会は準々決勝で決勝点となるPKを決めると、
自らPKを獲得した決勝も、審判の笛が
鳴った瞬間にボールを取りに走っていた。

全5試合で2失点。盛夏が過ぎるまで大量失点が相次いだが、
「攻撃的な守備を導入した」と谷監督。
この日も前に出るプレスを軸に、
「ラインコントロールでリスク管理もできた」とDF田平。
全試合を1点差で勝ち抜いた要因は守備の修正にあった。

今季は一つもタイトルを取れずにいたが、
谷監督は一度も選手を責めず、前向きな言葉を掛け続けた。
「あの姿はヒーロー。胴上げしたかった」と沖吉主将。
試合後、指揮官は3回、宙を舞った。自身3度目の頂点だった。(有島弘記)



2月21日(金)
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