https://news.yahoo.co.jp/articles/a72abf758aa76b82b9b73b4ab5332d968644e367
元Jリーガーの新たなる挑戦 就労支援施設でなぜメダカ!? 兵庫・姫路
23/5/2(火) 19:39配信
ラジトピ ラジオ関西トピックス
改良メダカ専門店「HIMEJI 神屋めだか」を立ち上げた元Jリーガーの仲里航氏
兵庫県姫路市で就労支援施設を運営する会社が、
施設外就労の場として、同市神屋町にメダカ販売の専門店をオープンした。
兵庫・姫路にメダカ販売の専門店 お店の様子
姫路市の「つなげる株式会社」が運営する
「ほまれの家グループ LINK」が4月19日に開店したのは、
改良メダカ専門店「HIMEJI 神屋めだか」。
将来、一般の会社で働くことを目指す障がいのある人が、
支援員のサポートのもと、メダカの飼育・販売を行う。
「動物(改良メダカ)と『触れる』ことで、
『癒し』と『いのち』を『育てる』ことによる
『やりがい』を通じて、社会復帰をサポートする狙いがある」
というのは、同社の代表を務める仲里航氏。
かつてサッカー・Jリーグのヴィッセル神戸に
選手として在籍した経験がある元Jリーガーは、
地元・沖縄のFC琉球でのプレーを経て、現役引退後は
ヴィッセルで営業社員として働いた経歴も持つ。
仲里氏が昨年4月に立ち上げた「ほまれの家グループLINK」は、
「就労継続支援A型」の施設。「障がいを持つ人が
将来の独立を目指し雇用契約を結んだ上で
働くことができる障がい福祉サービス」を提供し、
B型事業所と異なる。「就労継続支援A型」のルールとして、
生産活動収入(事業収入)で就労者の人件費を支払うという
法的基準があるため、同店も「雇用関係を締結している」
のが最大の特徴で、県の最低賃金を保証しているという。
事業所内ではECサイト制作・運営、PC事務作業(データ入力)、
オークション出品代行作業などの受託業務を請け負っていたが、
就労者の人件費を安定的にまかなうべく、このたび
施設外就労として自社で運営可能な
「改良メダカの飼育」を手掛けることになった。
改良メダカとは、カラフルな見た目や飼育のしやすさなどから
近年注目され、コロナ禍で需要が急増。
ビジネスとして成立させることにより就労者へ
給料として還元しやすいというメリットがある。
それとともに、数ある仕事の中でも
「動物と触れ合うことによって精神的なやすらぎを得られる」
ことも期待しているという。
今年1月から開店準備のために施設の就労者が働くなか、
作業を休む日が減ったり普段より長時間働くことが
できたりするなど、早くも効果を実感していると、
仲里氏は手ごたえを口にする。
また、この施設ではエサやりや水槽の掃除といった
飼育、採卵、販売、グッズ制作まで手掛けるが、
メダカを飼育する過程で一番労力が大きいのは水の入れ替え。
この店では24時間水が入れ替わる集中ろ過システムを作って、
就労者の労力を軽減することで、
飼育、採卵、販売などの仕事に集中できる環境を整えた。
病気になったメダカを回復させる「塩浴」スペースや、
採取した卵をふ化させるスペースもあり、
メダカの「いのち」を大切にし、回復・成長を
手助けすることも特徴の1つ。就労者の特性も考慮し、
仕事の手順を書いたわかりやすいマニュアルも支援員やメンバーで作成し、
それを見ながら業務を進められる利点もある。
この店が現在取り扱うメダカは19品種、
約400匹。価格はオスとメスのペア販売で800円から
5800円まで(税別)と、さまざま。現在3人のメンバーが勤務しているが、
今後は最大7人がこの店舗で働く予定。メダカ初心者にも
気軽に入ってもらえるよう、カフェのような
内観を目指したという。エサや水草、産卵床、流木など
メダカ飼育を始めるのに必要な材料が揃った
セットを販売するほか、今後はオリジナルキャラクターも自作し、
絵本などグッズも制作・販売予定。
(取材・文=黒川良彦)
8月30日(水)
820PV |518人
元Jリーガーの新たなる挑戦 就労支援施設でなぜメダカ!? 兵庫・姫路
23/5/2(火) 19:39配信
ラジトピ ラジオ関西トピックス
改良メダカ専門店「HIMEJI 神屋めだか」を立ち上げた元Jリーガーの仲里航氏
兵庫県姫路市で就労支援施設を運営する会社が、
施設外就労の場として、同市神屋町にメダカ販売の専門店をオープンした。
兵庫・姫路にメダカ販売の専門店 お店の様子
姫路市の「つなげる株式会社」が運営する
「ほまれの家グループ LINK」が4月19日に開店したのは、
改良メダカ専門店「HIMEJI 神屋めだか」。
将来、一般の会社で働くことを目指す障がいのある人が、
支援員のサポートのもと、メダカの飼育・販売を行う。
「動物(改良メダカ)と『触れる』ことで、
『癒し』と『いのち』を『育てる』ことによる
『やりがい』を通じて、社会復帰をサポートする狙いがある」
というのは、同社の代表を務める仲里航氏。
かつてサッカー・Jリーグのヴィッセル神戸に
選手として在籍した経験がある元Jリーガーは、
地元・沖縄のFC琉球でのプレーを経て、現役引退後は
ヴィッセルで営業社員として働いた経歴も持つ。
仲里氏が昨年4月に立ち上げた「ほまれの家グループLINK」は、
「就労継続支援A型」の施設。「障がいを持つ人が
将来の独立を目指し雇用契約を結んだ上で
働くことができる障がい福祉サービス」を提供し、
B型事業所と異なる。「就労継続支援A型」のルールとして、
生産活動収入(事業収入)で就労者の人件費を支払うという
法的基準があるため、同店も「雇用関係を締結している」
のが最大の特徴で、県の最低賃金を保証しているという。
事業所内ではECサイト制作・運営、PC事務作業(データ入力)、
オークション出品代行作業などの受託業務を請け負っていたが、
就労者の人件費を安定的にまかなうべく、このたび
施設外就労として自社で運営可能な
「改良メダカの飼育」を手掛けることになった。
改良メダカとは、カラフルな見た目や飼育のしやすさなどから
近年注目され、コロナ禍で需要が急増。
ビジネスとして成立させることにより就労者へ
給料として還元しやすいというメリットがある。
それとともに、数ある仕事の中でも
「動物と触れ合うことによって精神的なやすらぎを得られる」
ことも期待しているという。
今年1月から開店準備のために施設の就労者が働くなか、
作業を休む日が減ったり普段より長時間働くことが
できたりするなど、早くも効果を実感していると、
仲里氏は手ごたえを口にする。
また、この施設ではエサやりや水槽の掃除といった
飼育、採卵、販売、グッズ制作まで手掛けるが、
メダカを飼育する過程で一番労力が大きいのは水の入れ替え。
この店では24時間水が入れ替わる集中ろ過システムを作って、
就労者の労力を軽減することで、
飼育、採卵、販売などの仕事に集中できる環境を整えた。
病気になったメダカを回復させる「塩浴」スペースや、
採取した卵をふ化させるスペースもあり、
メダカの「いのち」を大切にし、回復・成長を
手助けすることも特徴の1つ。就労者の特性も考慮し、
仕事の手順を書いたわかりやすいマニュアルも支援員やメンバーで作成し、
それを見ながら業務を進められる利点もある。
この店が現在取り扱うメダカは19品種、
約400匹。価格はオスとメスのペア販売で800円から
5800円まで(税別)と、さまざま。現在3人のメンバーが勤務しているが、
今後は最大7人がこの店舗で働く予定。メダカ初心者にも
気軽に入ってもらえるよう、カフェのような
内観を目指したという。エサや水草、産卵床、流木など
メダカ飼育を始めるのに必要な材料が揃った
セットを販売するほか、今後はオリジナルキャラクターも自作し、
絵本などグッズも制作・販売予定。
(取材・文=黒川良彦)
8月30日(水)
820PV |518人