『60歳になったら読み返したい41冊』
名著再発見 という大特集記事が文藝春秋 11月号で掲載されている。
これの特集は面白かった。
どんな人がどんな本を推薦するのか、その書評が面白い。
書評は文藝春秋を購入してよんでいただきたいが、
書名と推薦者をみるだけで面白い。
また推薦された本で、知らない本もある、なんでも読むというより
セレクトして読む時代なので、書評を参考に興味がある本をこれから
読んでみたいと思います。
それと文藝春秋が図書を推薦してくれる人の人選もどんな基準で
選ばれたのかも推測してみると面白い。
私が少し知らない方がいて、少し恥ずかしい。 その方は*で紹介
「眠れる美女」 (川端康成) 浅田次郎
「触手」 (小田仁二郎) 瀬戸内寂聴
「アブラロム、アブサロム!」 (フォークナー) 木田元
「夜と霧」 (V・E・フランクル) 小田洋子 *作家
「自殺」 (柳美里) 山折哲雄 *宗教学者
「日本の敵討ち異相」 (長谷川伸) 池内紀 *ドイツ文学者・エッセイスト
「幼ものがたり」 (石井桃子) 川上弘美 *作家
「原源氏物語」 (折口信夫) 岡野弘彦 *歌人国文学者
「異邦人」 (カミュ) 中村吉右衛門
「月と六ペンス」 (サマセット・モーム) 諸田玲子 *作家
「遠野物語」 (柳田国男) 三浦佑之 *国文学者
「老子」 楊逸 *作家
「現代人物評論」 (馬場恒吾) 御厨貴
「晩年」 (太宰治) 三浦雅士 *文芸評論家
「南嶋探験」 (笹森儀助) 椎名誠
「藝術と茶の哲学」 (久松真一) 千玄室 *裏千家前家元
「魔の山」 (トーマス・マン) 奥泉光 *作家
「雨月物語」 (上田秋成) 辻村寿三郎 *人形作家
「こころ」 (夏目漱石) 江崎玲於奈
「国富論」 (アダム・スミス) 浜 矩子
「平家物語」 中村彰彦
「赤ひげ診療譚」 (山本周五郎) 細谷亮太 *医者
「読書について」 (ショウペンハウエル) 池上彰
「鳥たちの河口」 (野呂邦暢) 高樹のぶ子
「幼年期の終り」 (アーサー・C・クラーク) 坂村健
「悲劇の誕生」 (ニーチェ) 茂木健一郎
「八犬伝の世界」 (高田衛) 渡辺京二 *評論家
「渋江抽斎」 (森鴎外) 田原総一郎
「甲陽軍艦」 小和田哲男
「セブンティーン」 (大江健三郎) 弘兼憲史
「五輪書」 (宮本武蔵) 小野喬
「三酔人経綸問答」 (中江兆民) 西部遭
「燃えよ剣」 (司馬遼太郎) 江夏豊
「いのちの初夜」 (北條民雄) 中江有里 *女優・脚本家
「安倍一族」 (森鴎外) 徳岡孝夫
「秘剣・柳生連也斎」 (五味康介) 縄田一男 *評論家
「衣装哲学」 (カーライル) 李登輝
「桜の実の熟する時」 (島崎藤村) ロバート・キャンベル
「ひかりごけ」 (武田泰淳) 阿刀田高
「存在と時間」 (ハイデッガー) 梅原猛
「親友交歓」 (太宰治) 小林信彦
どうですか?
知らない本もありますし、推薦している人で知らない人もいます。
ちょっと恥ずかしい!
もうちょっとがんばらなくちゃ。
まだまだ勉強しないといけないなと思っています。