歴史と旅と少しのグルメ

ぐんまを中心とし、日常の気ままな話題を書き込みます。

南鄕の曲屋・しゃくなげの湯(沼田市)

2012年06月30日 | 旅行記

いよいよ7月に入りますね。私は夏が苦手で夜も汗が止まりません。これからそんな毎日が続くと思うと少し憂鬱になります。皆さんも体調管理に気をつけてください。さて、先日前から気になっていた沼田市の南鄕の曲屋としゃくなげの湯に行ってきました。曲屋は東北地方の民家によく見られる形式で、寒い地方では家畜が外では飼えないので、室内に馬屋をもうけたそうで、群馬県内では珍しく、これより南の地域では見られないそうです。天明5年(1785年)頃の建築ですが、後に養蚕のために台所の二階部分を蚕室とするなど改築が行われました。ここは以前地元の名主である鈴木家が暮らしていましたが、空き家になった時に沼田市が解体修理を行いました。敷地内には、今では珍しい水車小屋のほか、足湯もあり、のんびりした時間を過ごせます。7月には、屋内でかつてのようにカイコを飼うそうです。また、虫除けなどのため、絶えず囲炉裏で火をおこしているそうです。また、私が行ったときにはお茶や山菜を振る舞っていただきました。月に1回はかまどの大釜で茹でたそばを食べるイベントが開催され、100人ほど方でにぎわうそうです。道路を隔てた反対側には源泉100%掛け流しの南郷温泉「しゃくなげの湯」があります。泉質はアルカリ単純泉で、肌もつるつるになります。今は源泉掛け流しは貴重なため、何度でも行きたい温泉です。皆さんも尾瀬などの行楽の帰りに是非立ち寄ってみてください。

しゃくなげの湯HPhttp://www.syakunage.jp/

Dscf1556

南鄕の曲屋。どこかなつかしい風景です。

Dscf1569

囲炉裏には火が。いいもんです。

Dscf1562

上段の間。主賓を迎える部屋で一段高くなっています。

Dscf1571

かまど。そばをゆでたり、ご飯を炊いたらおいしいでしょうね。

Dscf1593

しゃくなげの湯。源泉掛け流し、最高の泉質でした。