昨年５月20日の党首討論で「我々が提出する法律についての説明は全く正しい、と思いますよ。私は総理大臣なんですから」と傲慢発言を国会で述べて批判された安倍首相ですが、今年１月１２日の衆院予算委員会では、民主党の「拉致を使ってのし上がったのか」との質問に「その本は私はまだ読んでおりませんが・・」との前提にも関らず「私が申し上げていることが真実だ」との傲慢発言をまた、行いました。
しかも、安倍首相は読んでもいない本につて「この本について怒っている人もいるんです・・」「・・・私が申し上げていることが真実だと言うことはバッジをかけて申し上げます。私の言っていることが違っていたら私は辞めますよ！国会議員をやめますよ！それはっきりと申し上げておきたいと思います。」と（まるで、そんな批判や中傷をされるならを政権を投げ出してやるともとも取れかねないような？？脅し？？）質問者を逆に脅すような勢いで、独断と断言を繰り返して興奮した様子でした。(他人の意見をまともに聞かず、ごまかしや逆切れ攻撃する「安倍過ぎる」と言う流行語の本家本元を披露したかのようでした。)
そして「２０年前、私たちが一生懸命拉致問題をやっていたときにあなた（質問議員）は何をしていたのか」と色をなしていつもの攻撃をし「あなたが批判することが北朝鮮の思うつぼだ。そういう工作が今までもあったというのは事実だ。 常にマスコミを２分し、国論を二分し、この問題で戦う力を落とそうとしてきたのが今までの歴史だ。」と日本の野党の批判が、まるで全て北朝鮮の工作の結果であるような妄想的な自身の思想さえも披露して、完全にキレた発言をしてしまいました。
拉致被害者家族連絡会（家族会）元副代表の蓮池透氏（拉致被害者の蓮池薫さんの兄）の著書『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』（講談社）が「拉致問題はこれでもかというほど政治利用されてきた。その典型例は安倍首相だ」などとする一説があるとした質問に応じた安倍首相の態度に、保守系メディアも「首相はマジ切れ」と報じました。
なにか、小保方さんの妄想発言に、少し似てきました。
（日本の国会で1月31日の2013年度の補正予算案の質疑のなかで理研の神戸研究所を視察した安倍首相が「若き研究者の小保方さんが、柔軟な発想で世界を驚かせる万能細胞を作り出した。世界で、日本が、女性が一番輝いている国にしていくために全力を挙げていきたい」と大きく持ち上げて、以降マスコミが、ノーベル賞級の世紀の大発見のような報道を行って火をつけたのです。
今となっては事実誤認か不正かはともかく、幻のスタッフ細胞ですが、当初から再生医学での実用性は欠いているとしている様子であり、Muse細胞とも並ぶ発見になった可能性はあったのですが、iPS細胞の実用性と比較し得るようなノーベル賞級として世界を驚かせるものでは、そもそもなかったはずです。しかし、それを、大きく持ち上げておいて、その結果責任に、触れようともしない安倍首相の責任も大変大きなものがあると思います。結局、「理研の予算獲得の宣伝」と「アベノミクスの成長戦略・女性活用の宣伝」のために小保方さんの研究は、誇張され、政治利用されたのが事実ではないでしょうか。）
台湾の総統選で圧倒的に勝利した民主進歩党の蔡英文主席は１月１６日の記者会見を開き、「民主主義の精神を示したことが最も意義があった」と述べ、勝利宣言をしました。
蔡英文主席は、「台湾の主権を守る政府への人々の期待を示している」「平和で安定した両岸関係の維持を目指す」と述べました。そして「台湾にはさまざまな課題がある。選挙は終わり、対立をやめるときがきた。民主主義によって台湾はさらに団結を深める国になった」と連帯も呼びかけました。
選挙中は、韓国アイドルグループ「ＴＷＩＣＥ」（アップデー
トワイス）のメンバー１人の周子瑜（チョウズユイ／チュウィ）が、放送で台湾の国旗を振ったことから、公式謝罪し中国の活動を中断した事件が話題になりました。韓国のMBC「マイ・リトル・テレビジョン」で出身国の台湾の国旗を振って寝そべる映像が流れ。これがネット拡散した中国大陸では「チュウィが台湾の独立を支持しているのではないか」という論争と批判が起こったのです。
そして、その圧力だったのか、策略なのか、１月１５日夜には、韓国の所属事務所を通して「中国は一つしかなく、両岸は一体です。私は中国人であることを誇りに思います。本当に申し訳ありませんでした」とチュウィが謝罪文を読み上げる動画がネットに流れました。
総統選挙でも取り上げられ、蔡英文主席は「多くの台湾国民が心をいため、怒りを感じている」「強制的に謝罪させられた」と主張し国民党の朱立倫候補も「１６歳の若者に残酷」馬総統も「謝罪はすべきでなかった」述べるにいたりました。
１月16日、台湾外交部はチュウィがMBC「マイ・リトル・テレビジョン」で台湾の国旗を振った行動について「台湾の国旗をみせたチュウィの行動には何の間違いもない」「台湾の国民もチュウィを支持している」と述べたと報じました。蔡英文主席は選挙後「この事件は台湾の人々の不満をかきたてた。この事件は私に、この国家を団結させ、より強くしていくこと、また外に対しては中華民国の総統として重要な責任を持つことを思い至らせた」とも語りました。
（そして、蔡英文主席は１６日夜の記者会見で、尖閣諸島については、台湾領だとの主張をあらためて述べていました。）（＞．＜）
話題になったＴＷＩＣＥは、昨年韓国の公開オーデション番組での約２カ月に及ぶ選抜戦の結果、メンバーの９人の内、日本人３名が選ばれて、ミニアルバム「THE STORY BEGINS」で１０月にデビューしたことで、日本でも話題になりました。日本人として初のＫ―ＰＯＰグループアイドル誕生と騒がれました。
２０１２～１４年、親元を離れ言葉も通じない韓国で芸能界入りを目指して活動していた関西出身の、平井（ｍｏｍｏ）、湊崎（ｓａｎａ）名井（ｍｉｎａｍｉ）の3人の日本少女達も２０１５年オーディションで選抜されたのです。（ｓａｎａ、ｍｏｍｏは中学卒業時から韓国生活、ｍｉｎａｍiは高校中退して韓国生活）デビュー前の練習生時代には、厳しいレッスンが課され、韓国5名のグループと共同の寮にも入り、１日約１１時間、韓国語が徹底的にたたき込まれたと言われています。（韓国生活が４年近くになるｓａｎａの韓国語は上手ですが、発音は、まだまだネイティブレベルではないと言われているようです。）そして、その選抜メンバーのもう１人の外国出身者が台湾出身のチュウィでした。
ＴＷＩＣＥは、デビュー時点で、ミュージックビデオがアメリカでビルボードが選定する「10月に最も多く見られたK-POPミュージックビデオ」2位にランクインされ、2015年の「 Mnet Asian Music Awards」で新人賞を受賞しています。M
