韓国南西部の沖合で修学旅行の高校生ら325名を含む476人が乗っていた旅客船が沈没した事故は4月20日、発生から4日目を迎えましたが、結局174人が救助されたとされるだけで、依然として行方不明者の生存は確認されていません。この事故は近年の韓国史上でも過去最悪規模の船舶事故だと言われています。
一方、3月8日マレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向かっていた、乗員・乗客合わせて約239人が乗ったマレーシア旅客機事故については、約152人という乗客の過半数を自国民が占める中国政府が「(墜落の)根拠となった証拠と情報を提示すべし」とマレーシア政府を批判しています。豪州西部パース南西沖など捜索で、日本、米国、中国など各国による軍用機、民間機の国際的な捜索支援活動も続けられましたが、結局手がかりはなく、墜落原因は謎のまま、こちらも絶望的な事件になりました。 マレーシアのナジブ首相は、「とても悲しいお知らせをしなければならない。イギリスからの人工衛星の情報を分析した結果、旅客機の航跡はオーストラリアの西のインド洋の南で終わっていた」として、予定航空路とは全く別のインド洋で墜落した推定を3月24日発表しました。(中国遺族の怒り)
その後、マレーシアのヒシャムディン運輸相代行は4月1日に消息を絶ったマレーシア航空機の交信記録の全文を発表し、操縦室からマレーシアの地上管制に向け最後に発せられた言葉は「おやすみ。マレーシア370」だったと修正したのは、気になるところです。マレーシア政府はイスラム教徒のザハリエ機長について、過激な原理主義との接点の有無なども調べているともいわれています。また、アメリカ下院国土安全保障委員会のキング下院議員(共和党)はABCテレビで「最初から機長と副操縦士に注目すべきだった」と、マレーシア当局の動きの遅さを批判していました。米紙ワシントン・ポスト(電子版)では、アメリカ政府は航空機の乗客や搭乗員の中からテロリストグループの関係者を洗い出す作業を進めていると報じています。自宅からディエゴ・ガルシア島への上陸訓練の形跡が見つかったとの一部報道も気になるところです。
最大の謎は、何者かによる旅客機の通信システムの意図的な遮断です。旅客機には、地上の管制と連絡を取り合う無線のほかに、便名や飛行計画を自動的に送信するトランスポンダーと、機体の状態などを航空会社に知らせるエーカーズ(ACARS)と呼ばれる通信システムが備え付けられていましたが、マレーシア政府は分析の結果、いずれのシステムも故意に遮断されたと結論づけています。
一方、今月の日本の週刊雑誌記事に「ディエゴ・ガルシア島の米軍基地を狙ったテロだったという情報」として、そのテロを米軍が察知して撃墜した?(在日米軍関係者)との記事があることは、大変気になるところです。横須賀の在日米海軍司令部によると、ディエゴ・ガルシア島の米空軍基地は、在日米軍の指揮下にあるのだそうです。アメリカはこの間、最新のP-8A哨戒機を投入するも、衛星の情報をいっさい公表しておらず、マレーシア政府も情報提供を渋っていることも、それに関係しているのではないかとも言われます。マレーシア航空370便に関して、モルディブでの詳細な目撃情報もあったそうです。(モルディブやマレーシア政府は否定していますが)3月8日の早朝、南部の環礁にある島の複数住民が「マレーシア航空機らしき機体を見た。北から来て南東に向かった」ことを目撃したとの情報で、その先にはディエゴ・ガルシア島の米軍の重要な基地があることからの推測の記事のようです。一方、アメリカ政府報道官は、「実はMH370便はディエゴ・ガルシア島に着陸したのではないか」という一部の報道を否定しています。ディエゴ・ガルシア島はイギリスからアメリカに貸与されている島でインド洋にあるアメリカ軍最大の拠点です。湾岸戦争、アフガン、イラク戦争の際に攻撃の中心となったアメリカの重要な基地であり、テロの標的となる可能性が囁かれていました。乗客被害者のいない日本と米国(乗客3名)が争うように何故か熱心に捜索に加わったのも、そのためなのでしょうか?。
アメリカ軍を取り巻くキナ臭い国際情勢はアジアだけではありません、シリアやウクライナでロシアの覇権を押さえ込もうとするアメリカにとって、クリミアに次ぐ東ウクライナでの独立勢力の拡大が新たなリスクを広げています。 4月7日に親ロシア派のデモ隊がウクライナ東部のドネツイク洲議会を占領し「人民会議」を結成しました。そして「ドネツク人民共和国」建国を宣言しています。クリミアに次ぐロシアの覇権の拡大でしょうか?。
韓国桜?P(ようやく念願の希望のさくらの莟が咲きましたJ)