安倍首相がオバマ米大統領にクジラ寿司を出したかどうかは不明ですが、4月23日夜、来日したオバマ米大統領と安倍首相は東京・銀座の高級すし店で会食したそうです。先立つ4月17日に自民党捕鯨議連の総会で、日本政府に対して捕鯨活動の再開を求め、メンバーの二階俊博衆院議員が「来日するオバマ米大統領の晩餐会の食卓に鯨を並べてほしい」と要求したことがニューヨーク・タイムズ紙でも報道されていました。
二階俊博氏は、選挙区がイルカ漁で有名な町・和歌山県太地町だそうです。しかし、海洋哺乳類の所有や販売を禁じている米国では、2010年にすしネタとして鯨肉を提供したとして、米連邦検察当局は2013年に、ロサンゼルス近郊サンタモニカの高級すし店「ザ・ハンプ」を経営する親会社と、日系米国人の調理人が海洋哺乳類保護法違反容疑で訴追されて懲役3年の判決が出た事件を自民党の議員達は知らないのでしょうか?。それとも知っていた上での傲慢な要求だったのでしょうか。(仮に、香港の行政長官の訪問に中国や韓国当局が犬食料理でもてなしたらきっと怒るのではないでしょうか?.中国でも犬は各地で食べられていますが、香港は「猫狗条例」により犬肉が禁止されています。2006年条例を破った者が30日間拘留される事件もありました。)
クジラ寿司
報道されているすし屋は、7年連続でミシュラン3つ星をもらったという「すきやばし次郎」で、ネットでみる限りでは、クジラ寿司はないようですが、クジラと同様に絶滅が危惧されるマグロがあるようです。
(イルカ漁批判のキャロライン・ケネディ大使はマグロは、食したのでしょうか?
1月にケネディ大使は「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」とツイッターで日本のイルカ漁の非難を行ったことが話題になりました。)
すきやばし次郎は、超高級店と言われるのに「職人の態度が高圧的で不愉快」「値段ほどの価値は感じられなかった」となぜか店の傲慢さを批判する意見がネットで多くあるのは、なぜなのでしょうか?
おまかせの3万コースは、やはり庶民には高級すぎるからだと思います。3万円も払うより激安回転ずしか小僧寿しで、腹いっぱい食べたほうが幸せだと私は思います。いわゆる高級寿司には日本に生まれ育って一度も行ったためしがありません。P (私は、自分からは行きませんが、やはり昔ながらの日本の寿司屋の方が雰囲気があって好きでした。回転はうるさくて味気なく干からびたのもありました。しかし個人経営は厳しく伝統を継ぐ名店が減る一方のようですね。)
寿司が韓国由来とする説は韓国のウラジナル的傲慢でしょうか? 寿司の前提になったのが、海苔巻寿司と言うことになると、確かに 13世紀末の高麗時代の三国遺事と言う書物には、正月・小正月の風習の中に海苔にご飯を包んで食べる'ポクサム(福裏) 'という風習が既に朝鮮半島にあったことは確かなようです。しかし、これが日本に伝わったかどうかは不明とされています。今日のキムパブ(韓国海苔巻き)は、日本の海苔巻きと非常に似ていますがこれは、むしろ日本由来からだとも言われています。しかし、握り寿司は明らかに江戸時代の日本が起源です。
オバマ米大統領は来日前のメディアとのインタビューで「日本の防衛力強化や日米の防衛協力拡大に向けた安倍首相の努力を称賛する」と述べています。こちらも傲慢にも同盟国とは言え、日本と言う他国への内政干渉でした。従来は憲法違反との見解を日本の歴代政府が一貫して示してきた集団的自衛権行使の憲法解釈の変更について、日本国内では、激しい議論のある最中です。その容認の検討を含む安全保障面の見直しを安倍政権が取り組むことをアメリカは支持したとホワイトハウスは4月23日に公表したのです。集団的自衛権の行使の容認までをアメリカが支持したわけではありませんが、安倍政権への検討支持のプレゼントは毒入りのようです。この見直しを前提に、日米両国は今後、有事の際の自衛隊と米軍の役割を定める日米防衛協力指針(ガイドライン)の年内改定を目指して行く方針ともすでに言われています。
すきやばし次郎はオバマ側からのオーダーのようです。日本食通であることをアピールする狙いもあるのではないでしょうか、そしてイルカ漁の非難を行ったケネディにも寿司を付き合わせるパーフォーマンスはさすがです。安全保障で安倍政権に協力し日本国民の機嫌もとってTPP交渉で高ぶる日本世論を敵に回さないよう傲慢にもたくらんだのではないでしょうか?。日本の農産物市場の開放や自動車輸出の規制をアメリカ優位に傲慢にも主張しているのがTPP交渉の実態と言われています。
(しかし、金銭感覚がやはり全く違います。どうせなら狂牛病疑惑のアメリカ牛肉を使用する吉野家牛丼あたりにしておけば、よかったのに・・とも思います・・一食3万円の寿司は傲慢な政治家達にとっては国民から絞りとった税金で賄うので、なんとも感じないのでしょうか?。消費税増税で値上がりし始めたた生活出費の現実に直面して、「贅沢は敵」だと、日々格闘するようにもなった庶民の私にとっては、朝抜き昼・夕食代の1ヶ月分にも近い金額です。P)
贅沢は敵??一日千円の食費で??因みに中国都市部の出稼ぎ労働者の平均月収は日本円換算でまだ3万円に届かず、一日1食しか食べれない中国の最貧困ライン層では10ヶ月の収入にも近い金額です。中国では3~4ヶ月分の食費にも近い金額でしょうか?。格差も生活も前提が大きく日本と違います。普通に皆んな文字が読めるだけ、義務教育を受けれるだけ、日本は遥かに幸せです。
一方、平和憲法下で、軍事大国化を目指す安倍首相は、アジアに対しては傲慢なまでに靖国を昨年末に参拝しましたが、またも、現役閣僚、新藤総務相、古谷圭司国家公安委員長・拉致担当相の他、加藤官房副長官、衛藤首相補佐らが靖国参拝を傲慢にも再強行しました。そして、衆参の計約147名の国会議員が、今年も一斉参拝です。日本での政治家の一斉参拝はもう恒例化してしまったようで、もはや異様な国にも思えてくるのは、私の偏見なのでしょうか?。
亡国への道をちっとも改めないのは、やはり傲慢な暴政というべきでしょう。
この間失望したとも批判をしていた、オバマ政権から大統領が来日する前日でもあり、参拝を非難していた韓国では船沈没事故処理で忙殺されている最中での安倍政権の閣僚と国会議員の集団参拝です。傲慢與偏見讓我們浪費許多時間(傲慢と偏見は私達に多くの時間を費やさせます。)
韓国軍は1月10日PKOをめぐり、日本の無償譲渡を受けた弾薬1万発を、返還しました。これは日本の自衛隊の軍隊化に懸念が高まる世論のなかで、韓国政府は、自衛隊の弾薬提供について「国連派遣団に支援を要請し、派遣団を通じて支援を受けたに過ぎない」(外交省高官)との詭弁的立場を取りましたが、弾薬返還についても、韓国は「国連派遣団から支援されたものを国連側に返還した」と国内世論に配慮して言わざるを得なかったのです。
今回の韓国船沈没事故でも小野寺五典防衛相は4月18日の閣議後の記者会見で、韓国・珍島沖で起きた旅客船沈没事故に関して、韓国政府から要請があれば海上自衛隊の掃海部隊を派遣する意向を示しましたが、これも傲慢に見えますが、高ぶる国内世論に配慮してか?断るしかすべがなかったようにも思えます。
真っ先に逃げだした船長や当局の救援活動の不手際ばかりが日本では批判されていますが、大勢の子供達を見殺しにした悲劇は、福島原発のリスクに対して全く安全であると断定する日本政治の姿勢にも似ていると言うひともいます。
救援活動は日本の自衛隊だけではなく、アメリカ軍の救助ヘリコプターも、韓国船沈没事故救助には参加できませんでした。実は、4月16日に早速、アメリカ海軍のボノム・リシャール号が向かい4月17日から救助活動をすると一旦は発表されたのですが、結局アメリカ海軍の救助ヘリコプターは韓国海軍の承認を得られなかったためと言う理由で、何故か(軍事機密保護のため救助活動を犠牲にしたのでしょうか?)救助の参加を中止したのです。実は、沈没事故が起きたのは、米韓両軍が、合同軍事演習「フォールイーグル」(4月18日まで実施)を行っていた真っ最中の事件だったのです。
船体が傾き始めてかなりの時間があったと言われますが、無理な急旋回はなにかを避けようとした結果ではなかったのか?と言われ、セウォル号の球状船首底部に接触痕がみられるとの報道や、生存者がドーンという音を聞いたと証言もあることから挫傷や接触事故の可能性もあるのでは?と言われていますが・・。しかも、自主民報 など一部の親北朝鮮系の韓国メディアは「セウォル号沈没は米潜水艦に衝突した」と主張しているのも大変気になります。(これに対し韓国国防部は、最も近くにいたアメリカ軍のボノム・リシャール艦は100マイル(約160キロ)離れた公海上にいたと反論しており、根拠のない 虚偽事実の流布について警察に捜査を要請するとまで対応しています。まるで疑惑の打ち消しに懸命になっているようです。きっとオバマ大統領を迎える韓国では、その真偽にかかわらず、そんな情報は完全に統制・抹消されるべきなのでしょう・・。そして、転覆し始めて、沈没するまで約2時間半あったのですから、海洋警察だけでなくアメリカ海軍と韓国海軍は合同軍事演習を中断してただちに救援に向かっていくべきだったのに・・・などという辛辣な意見も完全に統制されているのでしょうか?。事故原因だけでなく救援活動の失敗も人災のように思えます。)