学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

世界史未履修問題を考える

2006-10-25 | 教育
昨日来,高等学校における世界史の未履修問題が
報道されている。

どうやら,受験科目にしぼって
合理的に学習させるためだったようである。

高等学校とは,もっと誇り高いところではなかったか。

高等学校は,
受験に有利か不利かなどという姑息なことに
惑わされるものではない。
受験などしたければ,勝手にするがよい。
高等学校は,もっと意味のある教養を身につけるところ。
受験科目か否かに関わらず,あらゆる科目を学ぶべし。

それが,かつて高等学校が標榜した
教養主義の姿ではなかったか。

受験予備校と化した高等学校は,
高等学校の看板を下ろすべきである。