学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

基礎基本とは何か

2005-08-03 | 教育
基礎基本の重視ということが言われる。
学校教育における基礎基本を,
最も基礎的なところから考えてみたい。

学習における基礎基本以前に,
学校で教育を受けるにあたっての
基礎基本があるのではないか。

例えば,次のようなことである。

1 毎日学校に来る。
2 前の日に次の日の準備を終えておく。
3 忘れ物をしたときは,教師に申し出る。
4 遅刻をしない。
5 授業前に授業の準備を整えて,必要なものを机の上においておく。
6 授業時間前に着席し,静かに先生を待つ。
7 筆記用具やノートは,丁寧に最後まで使う。
8 字を書くときは姿勢を正し,丁寧に書く。
9 丁寧な言葉遣いで話す。
10 手は,まっすぐに挙げる。
11 授業中,おしゃべりをしたり,あそんだりしない。
12 先生の目を見て,授業を聞く。

などなど,思いつくままにならべてみたが,
このような学習以前の基礎基本は
おそらく小学校低学年ではきちんと指導されるはずなのに,
学年が進み,中学校・高等学校へと進むに従って
崩れてしまうのである。

これらの基礎基本が
おろそかになっている限り,
いくら教師が授業の工夫をしても
学習効果はあがらないのである。

いや,それ以前に,
これらは社会生活の基礎基本としてきちんと維持されるべきである。

また,これらの基礎基本を軽視し,
誤った児童中心主義から,
子どもの野放図な姿勢を放置することも
まま見られるが,
これが学校教育の根本を掘り崩してしまうのである。

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1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
基本を避ける学校教育 (しげちゃん)
2011-03-11 13:05:32
学校教育には、基本を避ける傾向があります。特に音楽などの芸術にその傾向が感じられます。その結果90%を超える国民が楽譜を読めません。理由が、小学校にあると思います。多くの教員が同様に楽譜が読めません。悲しい現実です。基本を疎かにした結果です。他の領域でも似た傾向にあります。お書きになられた内容も、この延長です。教育ついては、国家や地方行政には担えないことを自覚して議論すべきだと思います。
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