ここ暫く曇天雨天のため、最接近の13~14日には見られなかったが、
6月16日20時頃久々に雲が切れ、やや離れたものの接近が見られた。金星(-4.5等)は今回も概ねまだ半月状。
火星(1.7等)は2等近くで高度も低いが、金星を目印に簡単に見つけられる。ここまで合間近の火星を見るのは初めて、と言っても火星の合はまだ5ヵ月も先(11月18日)。
6月3日20時頃 火星(1.6等)は望遠鏡でもほぼ点にしか見えないほど小さくなったが、
プレセペ星団(3.7等)の星密集域の淵のあたりまで接近した様子がバッチリ見えた。
近くに見える6月4日東方最大離角の金星(-4.4等)は半月状。
20時半頃快晴が一転して一面の雲、ギリギリのタイミングでの観望だった。