MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。
前回のブログでは、結婚している女性への呼称について書きました。
頂いたコメントをきっかけに、また様々に考えております。ありがとうございます✨
さて、今日もコミュニケーションについて少し。
『アサーティブ・コミュニケーション』という言葉を聞いたことはありますか?
人のコミュニュケーションのとり方は、大きく分けると3タイプ。
1、攻撃的なコミュニケーション(Aggressive)
2、主張しないコミュニケーション(Passive)
3、お互いを大切にしたコミュニケーション(アサーティブ)
攻撃的コミュニケーションのタイプの方は、パワーハラスメントやモラルハラスメントの加害行為の危険性が高まります。
自分の不快感や怒りの優先順位が高く、強く主張するので、周りを怯えさせたり辟易させたりします。
また主張しないコミュニケーションのタイプの方は、想いや意見があっても周囲に気兼ねして我慢したり遠慮したりします。一見「いい人」と思われているように見えますが、それは”都合のいい人”なのかもしれません。
「あぁ、あの人は大丈夫よ。自分の意見無いから」などと軽んじられる場合もあります。
知らず知らずにストレスがたまり、怒りを溜め込んでしまうこともありそうです。
目指したいのはアサーティブなコミュニケーションタイプ。
自分の想いや意見を率直に伝えられる。そして相手の想いや意見にも向き合い耳を傾けて、お互いにとって良いことを一緒に見つけていくやり方です。
今日、注目したいのは「1」の攻撃的なコミュニケーションタイプ。
研修で皆さんに伺うと、自分は攻撃的タイプです、とハッキリ言う方は少なめ。
多くの方は「2」主張しないタイプか「3」アサーティブタイプだとおっしゃいます。
私もその一人で、”言いたいことがあっても我慢しちゃうんですよね〜ワタシ”、と内心思っていました。
実は、アグレッシブタイプは、相手に強く言ったり押しつけたりするばかりではないのです。
直接的には意見を主張することはないけれど、
・不機嫌な態度や表情をする
・返事をしなくなったり、無視をしたりする
・ドアや机の引き出しを大きな音を立てて閉める
などなど、周りの人に『あれ?何か怒ってる?』『もしかして、私が何か良くなかったのかな?』と不安にさせたり、雰囲気を悪くしたりすることもアグレッシブタイプです。
実は私、家族に対してこのコミュニケーションを取ってると気づいたのです。
主張しないアグレッシブコミュニケーションを取っている時、内心では
『言いたいことを我慢している!』
『主張しないコミュニケーションだ』
と思っていました。
そしてその実、怒りを態度で強く主張することで、相手をコントロールしようとしていた。
うーん…。
子供が小さかった頃のことで、可哀想な事をしてしまったと後悔しています…。
自分のコミュニケーションタイプはどうかな?と、ちょっと客観的に考えてみましょう。いろいろ気づくことがあるかもしれません。
そしてマインドフルネスはアサーティブコミュニケーションを取るために、とても有効です。
今日もお読みいただきありがとうございました。