MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。
先日の出張先で、ピンクのグラデーションに染められた夕焼けに出逢いました。
きれいです…。
しばし佇んで川音を聴きながら深呼吸です。
スーハー、スーハー。
『イマココ(マインドフルネス)に確かにいるなぁ!』
さて、「アサーティブコミュニケーション」についてブログに記載しましたが、コミュニケーションについては皆関心が高いですよね。
研修の中でもさまざまなご意見や質問をいただきます。
『アサーティブコミュニケーションは大切だと思います。わたしも日頃から相手に配慮して話すようにしています。
でも、こちらが気を使ってるのに、相手はズケズケ不遠慮に話してくるのでモヤモヤします』
『いつも気を使って自分の意見を言わずにいましたが、勇気を出して伝えてみました。でも、私の意見は全然取り入れられなくて…』
このようなリアルな体験や、本音を聞かせていただける事は本当に有り難いです。
そして、後者の方の発言などは、正にアサーションだ!と感動すら覚えます。
(非主張・パッシブタイプの方が、一歩前に踏み出した事実!🥰)
私も含め、多くの人はゴタゴタした揉め事は好きではありません。なるべく互いに『同じ意見、同じ感覚ですよね』と同調している方が”上手く行っている”ようで、スムーズに納まる気がします。
でもね…血の繋がった親子でも、長年連れ添ったパートナーでも、親しい友人や同僚でも、想いや考え、感じ方が違うものですよね。
初めから「同じはず」「同じでなければならない」と決めつけるのは、無理というものです。
アサーティブコミュニケーションは、お互いに”違う”ということを前提に、”伝える”事が目的です。
自分の意見だけが正しい!それしかないんだ!と一方的に主張するのでは無く、他の意見もあるだろうと聴けること。相手の『違う』『No』の言葉も、「あぁ、そうなんだね。あなたはそう考えるんだね」とそのままいったん受け止めること(→ここはマインドフルネスの実践で出来るようになります)。
こんなことを言ったら笑われるのでは?私の立場で言うべきではないのでは?怖いからしょうがない…と口をつぐむのではなく、『私は”違う”と考える』『あなたの意見とは異なる意見があります』と表明できること。
以前、挨拶についてブログに書いたことと少し似ています。
お互いに相手の意見を受け止め、自分の思いも率直に伝えられることを第一義に考えます。
そして、それを靭やかに気持ちよく行うために、効果的なスキルとしての『聞き方』と『伝え方』があるのですね。
今日もお読みいただきありがとうございました。