クラブヘッドはその端にシャフトが装着されていますので、ヘッド重心点がシャフト軸線上に存在していません。
このズレをどう扱うかが大きなカギとなります!
クラブと人間の接点はというと、それはわざわざ言わなくてもわかると思いますがグリップです。
そのグリップの延長線上にシャフトがあり、先端にはヘッドの端 ネック部分 があります。
センサーである指はこのグリップを介してクラブ情報を人間側に伝えます。
その逆も然りで、人間側の動きはこのグリップからシャフトへと伝わります。
しかしながら、伝わる(伝える)その先には打撃したい部分、俗にいう芯はシャフト軸線上に存在していないのです。
画像はドライバーでシャフト軸の延長線上で打った際の傷跡です。
「こんなトコに当てるなんて初心者だな~」
なんて思うかもしれませんが、アイアンでソケットに悩んでいる人の多くはコレと同じですから笑っていられませんよ。
ウッドとアイアンのネック形状の違いでチョロとなるか、右へのボールとなるかだけのことで、根本理由をたどれば要因は一致しますから。
ヘッドの重心点はアドレス時の視界からですとこんな位置関係になっています。
その打撃部分はシャフト軸線から約4cm遠ざかったところにあるということです。
この状態で打撃するということになると、見ての通り延長線上に芯はナイですから、ヘッドの重心距離分(この場合、約4cm)ズレたところを通さないと当たらないということですよね?!
本能のまま、センサーが感じるまま振ってしまうと(ある意味こちらが自然ですが)先ほどのネックで打つということになってしまうのです。
超高速区間であるインパクト付近で…です。
その数センチのズレをセンサー(本能)に反して、補正しながら打つ
なんだか神業のように思うかもしれませんが、正にそのとおり!
けどそんなに難しいことしなくても、どうせ打つなら本能のままに、他のスポーツの道具のように簡単に打ちたいですよね。
ゴルフは難しいといよく言われますが、そのほとんどはクラブ機能を使えていないからです。
ヘッド重心位置とシャフトの関係、次回はその辺りを説明してみましょう。