今後のゴルフ進め方
思い描くゴルフスイングや弾道
それらを実現するためのゴルフクラブの方向性
そのたたき台として現在お使いのゴルフクラブの測定を行っています!
お気軽にお問い合わせください(^^)
ゴルフクラブのロフト角度とライ角度
クラブはシャフト軸線を基準に計測されています。
画像は7番アイアンで、測定数値は
ロフト:35度/ライ:61.5度
そして、その測定値を元に角度を立てたり寝かしたり
普通、工房やショップへ行ってもこれで終わりなんでしょう。
ご自分のクラブ角度が何度であるかをご存じの方は割と多いのですが、その効果とか意味となると…
ということですので、せっかくですからさらにもう一歩進めてみましょう。
この計測した状態を仮にスクエアとして、スウィング中ヘッド姿勢が変化してしまった場合…
これがどのような状態になるのか?
先の基準値は把握はしていても、それが変化してしまった時のクラブ角度を知っているという方は少ないかと思います。
ライ角度は保てたという条件でヘッドが開閉してしまった…という場合です。
右へ行ったかと思えば今度は左…
コースでも練習場でもよくある現象だと思います。
真中がなかなか無い…っていうのが。
で、その時ヘッドはというとこうなっているんですね。
(上の4分割の画像の下2つ)
アドレスした状態で見た感じでは計測時よりも少々開いた(閉じた)だけのように見えます。
…が…
この状態で角度を測ってみるとですね
閉じた状態 ロフト 25度
開いた状態 ロフト 45度
え~~~
ちなみに25度というと4~5番
45度は9番~ピッチングのロフト角度です。
もう一度確認しておきますが、このクラブのオリジナルロフトは35度です。
それが上にも下にも10度以上の変化をいとも簡単に引き起こしてしまうこの姿勢。
ちょっとビックリではないですか(笑)
一端クラブ(ヘッド)を開いてしまうと、クラブ側に開いたものが閉じていく機能はありません。
ですので、それを取り戻す作業が必ず必要になります。
その際、なんらかの動きは出来たとしても、このクラブの正規のロフトになるのはたった1点しかありません。
その(奇跡の)タイミングを外してしまうと、これはもう7番アイアンではなくなってしまいます。
裏を返せば、この変化を人間側で完璧に管理できるのであれば、クラブ本数はそんなにいりません。
アイアン数本で何不自由なくゴルフが出来るでしょう。
しかしながら、世間では「打ってみるまで何番アイアンになるのかわからない」スイングが主流です。
それをローテーションと呼ぶと非常にウケが悪いので、あれこれ表現を変えているだけのことで、結局は同じ事をやらされてしまいます。
ちなみにですが、今までの話、これは平面上でのことです。
実際のスイングでは高さを伴い、さらにはスピードも加わった状態で…となります。
ゴルフクラブを作っている立場からすると、ヘッドが開閉する動き
そんな扱い方をクラブが望んでいるとは到底思えないんですがね。