温故知新 by メゾンゴルフ

ゴルフクラブの歴史と伝統 そして現代技術の融合により
摩訶不思議なゴルフクラブが出来上がりました(^^)v

アングル調整

2015-03-18 01:00:19 | G-スイング

 

アングル調整
クラブヘッドの角度を立てたり寝かしたりという作業があります。
その依頼の多くはもう少し飛ばしたいからロフト角度を立てて欲しい、というのがほとんどです。

ロフト角度が立っているものの方が飛ぶ?!

いわゆるストロングロフト化するということなんですが、現在のクラブはある意味限界を超えた角度設定のものがほとんどです。
一昔前のモデルと比べてみても、それは数番手、立っています。
ソコにさらに1~2度調整したところで、(気分は変わるカモしれませんが)残念ながら根本解決とはなりません。

単純にロフト角度を立てれば飛ぶのであれば、最も距離が欲しいであろうドライバー
これもどんどん立てていけばいいハズなんですが、これは相も変わらず9~10度というところを行ったり来たりしているのが現状です。

ちなみにコレはロフト角度5度のドライバーヘッドです。


発想は単純です。
みなさんがやっているようにヘッドのロフトを立てれば飛ぶのであれば、こんなに簡単なことはない。

ということで、試してみたのですが…わたしは全く歯が立ちませんでした(笑)

で…さらに幾人かの方にテストしてみてもらったところ、わたしの場合の使えなかった(歯が立たなかった)現象はほとんど皆無。
どちらかというと、現在使っているドライバーとたいして変わらないというものでした。

ま、それも納得、想定内ではあったのですが、自分の中で確証を得たかったというのもありまして試していただいた次第です。
ご協力頂いた方々には感謝を申し上げます<m(__)m>

 

今回テスト頂いたドライバーロフトは一般のそれと比較すると約半分しかありません。
しかしながら、結果はかなりかけ離れたものでした。

それがどういうことか?

わたしのテストとみなさんのテスト結果を合わせたものを簡単に言いますと

「半分のロフト5度の差が、通常のモノと比べて50%影響したか、10%程度だったかの違い」

確かに計測上のクラブは50%の差でありますが、スイングという運動が入ると、さらにはそのロフトがボールに与えている効果というのを考えると、わずかの差にしかならなかったということです。

じゃあロフト角度なんてなんでもいいのか?
ってことになってしまいますが、ぶっちゃけ今のままではその通りかもしれません。


そのロフト角度差が生きてくるには…
「ある条件がクリアされた上で」ということになりますから。