この日はまずは苗植え付けから。
今回の果樹園は、私が4歳まで住んでいた家を取り壊した敷地を果樹園にした場所。
農地としてはまだ40年ちょっとかな?
それと区画整理の時に破壊された何らかの遺跡っぽいモノがあったみたいです。
だから時々地中からムチャクチャ固い土塊が出てきます。
兄曰く「隣の敷地との境界あたりに三和土みたいのがあったらしいよ」とのこと。
言い伝えを考慮すれば、恐らく私の実家の本家(すでに離散)があった場所ではないか、と。
もしくは後北条氏時代にあった山城の玄蕃屋敷。
ま、いまさら遺跡発掘をすることはないでしょうから、カチカチの土塊を足かけシャベルで解してしまいますけれどね。
立場が変わればこういうことにもぜーんぜん抵抗感が無くなるものだな、と自分自身にビックリしています。
このあとは剪定諸作業。
この日も太枝切り、剪定枝束ね、癒合剤塗布の繰り返し。
丘の上の果樹園と一番北側の果樹園で作業しました。
北側の果樹園では、草刈機運転もしました。
半年くらい前、兄に草刈機運転の方法を教えてもらって試乗しました。
その後、その草刈機が老朽化で廃車。
今の草刈機は8月に購入したンです。
そしてこの日は私が使ってみることに。
本来、11月に草刈機を使うことは殆どないのですが、霜が降りてきました。
午前10時頃までは足元がビチャビチャに濡れてしまうので草刈りが必要となりました。
とはいえ霜が降りればあと2週間程で雑草は枯れ込んできますけれどね。
この方向からだと、左右に草刈機を運転しました。
一目見て「ヘタクソ」しか感想が持てませんでした。
この角度から見ると、手前から奥の往復で草刈機が動いています。
一目見て「よろけ縞」、要するにヘタクソ。
ま、そのうち慣れてくれば父や兄のように運転できるようになるでしょう、たぶん。
この草刈機を購入した時、父はすでに寝たきりに寸前でした。
入院先で「新しい草刈機を見てみたい」と言っていました。
そうか、父は運転したいンじゃあないのか、もう運転を諦めたか…、と悲しみを持ってしまいました。
今はいつも通りに作業をしている兄も、近い将来この草刈機を運転できない日が来るのかな?と思わずにはいられませんでした。
で。
これで実家の農園でこの草刈機を運転できるのは2人になりました。
少しでも兄の負担が減ってくれればいいな、と思っています。
次回も楽しくお手伝いしたいです。