秋から編んでいたうそつきハラマキやブルスカの余り糸とフサフサの使い道にちょっと困っていた糸で初めてバラクラバを編んでみました。
フード部分を上からつぶしたように撮影。
扁平に収納する時のたたみ方。
着用時のイメージ。※白タオルは人間の首に見立てています。
バラクラバは、本来バラクラヴァと表記するかと思います。
クリミア戦争(1853~56年)で、1854年に激戦になった町バラクラヴァに由来します。
着用したのはクリミア戦争に従軍したイギリス軍の兵士達で、日本では目出し帽、フード付きネックウォーマーと訳されます。
編み図は、クロバー(株)さんの無料編み図「バラクラバ(フード付きネックウォーマー)」を参考に自分でたくさんアレンジしてしまいました。
ゆえに別物に感じられるかもしれません。
一度目に途中まで編んだ姿。
途中まで編んで「なんだか小さくないか?」と輪針がついたまま試着したら、どうみても行く末はピクミン(苦笑)
MIFさんにも見せてら「バイクレーサーがヘルメットの下に被っているヤツ」とか「ヒジャブか?」とのこと。
もう一度測定と計算したらサイズが小さいことに気づきました。
途中までほどいて、編み直し。
ついでだからフードを被ったら、モヒカンに見えるようにフサフサ糸を引き合わせました。
糸はフサフサ糸もあわせて全部札幌市のムーランルージュさんの糸。もう10年以上前に購入したので、現在は扱いがないと思います。
引き合わせ後で、ウール85%くらい、シルク8%くらい、ナイロン3%くらい、綿4%くらい、だと思います。
使った道具は、4号輪針、4号棒針、6号かぎ針、とじ針、糸切りはさみです。
私が使った糸は織物用の極細糸を引き合わせているので、仕上げの際は縮絨(しゅくじゅう)が必須です。
この糸の場合、だいたい5%くらい縮むので、編み図よりも少し大きめに作る必要があります。
また縮絨は糸によっては色落ち(今回は排水が藍色になりました)もするので、もろもろのことが面倒くさいと思う方は、編みやすい大手メーカーの糸、縮絨不要な防縮加工済み糸をお勧めします。
とくにフサフサ糸は、編んでいる途中からポロポロフサフサが抜けるし、縮絨をしても抜けるし、今後着用しても抜けると思います。
何だろう…そのうちフサフサが全部抜ける日が来るンだろうな、それまで使い倒せたらいいな、と思うような抜けっぷりでした。
もとからそういう仕様の糸なので、不良品ではありません。
私が住む地域ではめったに雪は降らないので、フードを被ることはあまり想定していません。
首の後ろにフードを垂らすことで、ネックウォーマーというよりはスヌードのような暖かさを期待しています。
手持ちにスヌードも1つありますが、本体をひねって二重にして使うと前側がポコッと膨らみ過ぎているな、と思っていました。
バラクバラなら、首の後ろ側だけポコッと膨らむのでいいかな?と思っています。
前から一度編んでみたかったデザインだったので、とても満足しています。