私は、20歳を過ぎたらみんな等しく「大人」だと思っていたし、それは今も変わらない。
ところが、「大人かわいい」「大人のファッション」「大人の飲み方」等、一体何歳を対象にしているのか分からない言葉があふれているのだ。
ネット上で検索すると、こんな意味になるらしい。
大人かわいい…30代以降の女性が「かわいい」の要素を取り入れること。
大人のファッション…40代・50代くらいの人の洗練されたファッションのこと。
大人の飲み方…40代以降くらいで格好いい飲み方のこと。
私から見ると「何ふざけているの?」と思う。
20歳になったらみんな等しく大人なんだから、年相応の精神性を持つべきだ。
そもそも「大人の飲み方」って何だよ!未成年で飲んでいいわけないだろって思うわけ。
年齢に応じて精神的に成熟するべきだし、今の20歳くらいの若者が「大人はもっと年上の世代」だなんて勘違いしていないだろうか。
30歳成人説なんてものもあるらしいが、そんなものに胡座をかいている若者がいるとしたら大間違いだ。
昭和30年の女性の平均寿命は67歳くらい。当時も20歳が成人だったので、未成年の時代は、人生の約30%くらいになる。
現代の女性の平均寿命は86歳くらい。すると未成年の時代は、人生の約23%くらいになる。人生の30%が未成年するのなら、25.8歳くらいで成人となる計算だ。
しかしながら現代の日本の「成人=大人」ではない文化ってなんだかおかしくないだろうか?
「成人としての責任は取らされるけれど、まだ精神的に大人になっていません」と甘えたことを言っているように感じる。
だからマスコミやさまざまなツールで「大人かわいい」「大人のファッション」「大人の飲み方」等と使われると、なんだか大人をバカにしているように思えてならない。
大人になりきれない甘ったれな考え方を肯定する風潮がおかしいと思うべき。
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