風の谷のナウシカ [DVD]ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントこのアイテムの詳細を見る |
先日19日の夜9時から日本テレビで放送された「風の谷のナウシカ」の視聴率は17.5%だったという。劇場公開から26年、もう何回も再放送をやっているのにこの数字、脅威としか言いようがない。
私は最初に「ナウシカ」を見たときは中学生くらいで、その面白さがまったく理解できなかったが、今ではナウシカの凄さがわかるようになってきた。
たいして同じ時間に放送された連続ドラマ「ヤマトナデシコ七変化」はなんと半分以下の7.0%。主演にKATUNの亀梨くんだが、今回も見事なまでに低視聴率男ぶりを発揮してしまった。
これは宮崎アニメがすごいのか、それとも今やっているドラマの質がわるいのか?
「ナウシカ」の17.5%を超えるのは「龍馬伝」と「相棒」くらいだが、この2つのドラマには共通項がある。それは「私はこれで(役者で)メシを食っているんだ」という鬼気迫る演技力を見せる役者が多いことである。
「龍馬伝」の主役はちと怪しいが、岩崎弥太郎役の香川照之、龍馬の姉役の寺島しのぶなどがそのいい例だ。
お芝居というのは、歌って、踊って、バラエティやって、片手間にやるほど甘くはないはずだ。
人気先行のキャスティング、キャスティングありきの脚本。そういったものを代えていかないと日本のドラマは廃れる一方だ。
ナウシカ17.5%、ヤマトナデシコ7.0%、ダブルスコアにすらなりやしねえぜ。