巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

松本をヒーローにした原采配

2012-08-08 23:32:39 | 巨人
巨人2-0阪神

阪神打線を5投手のリレーで完封し見事勝利
先発は今年2度目の先発の小山。2軍で完投するなど結果を出して1軍に上がってきたが、見事なピッチング。長身を生かした角度のあるストレートには目を見張るものがあった。プロ入り最長の5回(これまでは4回2/3が最長)を無失点。勝利投手にはなれなかったが、自信を持っていい。

彼は大卒2年目のマーくん世代(88年生まれ。あえてハンカチ世代とは言わない)。高木京介、田原、一岡に続いてまた1人の若者が出てきた。ゴンザレスの負傷で先発の機会が巡ってきたわけだけど、小山にすれば大チャンス。モノにしないとね。次回は14日の地元・ナゴヤ(小山は大府高校出身)での中日戦だろう。相手はエース吉見。失うものは何もない。思い切って投げればいい。四球で逃げたら…そん時は即刻東京に送り返す(つまり2軍落ち)。


この日のヒーローは松本だったわけだが、実は3回と6回で同じ場面、カウントが2度来た
まず3回。1死から長野がセンター前で出塁。私は送りバントでもいいと思った。それは阪神の先発の久保の状態がいいこと。2塁に進めば次はチャンスに強い坂本。坂本の次は阿部だから勝負を避けられることはないし、阪神のレフト金本、ライトのマートンは守備力に不安を抱えている。だから確実に2塁に送って「坂本のタイムリー待ち」が上策だと思った。
だが送る気配はなく、3ボール1ストライクからエンドランを仕掛けたものの、打球がピッチャー正面に飛んでしまい併殺打。最悪な結果となってしまった。

で6回。またも1死から長野が内野安打で出塁。前打席は送らずに失敗している。ここはバントだろうと…。松本もバントの構えをしている。「よしそれでいい」と思いきや、1球目も2球目もヒッティングのスタイル。そしてカウントも3ボール1ストライクとなると、当然エンドランのサインとなる。松本の振った打球は…

左中間を破るタイムリー2ベース!

長野が一気の生還で先制。続く坂本もタイムリーで2点目。
もし6回も送りバントを選択していたら1点しか入らなかった。そうなれば前日の試合を見ればわかるように、また追いつかれたかもしれない。
この先制打に気を良くした松本は8回の守備でフェンスにぶつかりながらもジャンピングキャッチをし、攻守に活躍。ヒーローになりお立ち台に上がった。久しぶりのお立ち台に松本は涙したという。もし送りバントをしていたらヒーロー・松本は誕生していなかった。改めて原監督の采配に脱帽するばかりである。

2010年にケガをして以来、輝きを失った松本。出場機会は激減したが、たまに登場すると巨人ファンはものスゴイ歓声を上げる。
そんなファンのためにも松本にはグランドで躍動してほしいね。


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