巨人5-3中日
9回表1死1塁、バッター谷繁選手兼任監督の場面で中日が取った策は‘オレに代打’の小笠原。場内アナウンスで名が告げられるとスタンドは大歓声だった。そして小笠原はセンター前ヒット。ピンチが拡大し、1発出れば逆転という場面になったにも関わらず巨人ファンは拍手を送った。それだけFAで巨人に加入し07~09年のリーグ3連覇に貢献してくれた小笠原の功績をファンが認めてくれているということだ。
先日、福留と西岡が激突し、動けない西岡に阪神ファンより先にエールを送った巨人ファン。今回の小笠原の件といい、改めて巨人ファンは優しいと思った。だが感傷に浸るのはここまでである。もうライバル・中日の貴重な代打の切り札という立場なのだということを自覚しなければならない。味方ではなく敵なのだ。
さて試合は先発・杉内が7回を2失点で抑え、4回目の登板で今季初白星。だがお世辞にも調子がいいとは思えなかった。スライダーのキレはこの日は良かったと思うが、相変わらずストレートに威力がない。球速は時に132キロを記録することもあった。これではチェンジアップが有効にならない。これは昨年の日本シリーズ(2試合投げていずれも2回持たずに降板)から続いており、気がかりだ。この白星で変わってくれるといいけれど…。
気がかりといえば、阿部の状態もそうだ。神宮2連戦で4発とようやく打撃の調子が上向いたと思ったが、この日は疲労で試合に出れる状態ではなかったという。その穴を埋めてくれたのがルーキーの小林。2回裏1死満塁の場面で見事に先制タイムリー。プロ初打点となった。打撃は自動アウトという前評判ながらここまで10打数5安打の5割。阿部のようにホームランはあまり期待できないが、及第点だろう。小林はドラフトではハズレ1位だが、クジで外れてくれたことがむしろ幸いしている。
この日は7番の橋本に元気がなかったな。初めてずっと試合に出続けて疲れも出てきているのかな?19日の試合の相手の先発は左腕の大野雄大だから矢野をスタメンで起用するのも1つの手だ。一方、巨人の先発は内海。まだ3試合投げて白星がない。打線が援護して内海にも勝ち星をつけてあげよう。
最後に、坂本の‘貫録’のポップフライ病はなんとかならんのか
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