自分を許すのに理由なんかいらない

自分の機嫌が悪いかどうかは、自分自身ではわからない。

生まれ育った家が不機嫌な人ばかりの環境だったら、その中で

機嫌がいいのか悪いのかという基準しか人は持ち合わせることが

できない。それでも周りを見回してみると、つまり身の回りの現実

をみると、自分がまったく面白くもない状況で楽しそうに笑っている

人がいたりするからあら不思議、そうそれこそが学びのチャンス。

自分が普段から浮かない陰気な顔をしていることが初めて分かるの

だから。でも、それでも自分が基準の僕らは自分より気分良く

生きている人がそこにいるとは認めない。そんな時にニヤニヤしている

やつがおかしい。自分だけがまともなんだと思ってしまう。そういう

ものだから、周りの人とうまくいかないのはあなたが不機嫌だからだ

と本当のことを言ってもだれも信じないのです。それを認めるしかない

時が来るまで苦しむしかないですね。私みたいに。

さて、不機嫌はどうやって解消できるのかと言うと、これがたったの

一種類のことだけすればいいのです。「自分を許せば気分良くなる。」

どう、簡単でしょう？ 自分を責めているなんてことないと言う人は

それもごく普通の反応なので気にする必要はないですよ。

でも、中には稀に「そうだったのか！」とわかる人はいると思います。

その通りなのですが、自分を許そうとすると自分の中から

「理由を言え！」とかいう言葉が浮かんで来るのです。「理由が必要だ」

と。でも自分で自分を許すのに理由がいるはずないのです。自分に

騙されちゃいけないんです。どんどん、どんなことに対しても自分を

許し続ける。それが大事なのですが、どうやって「理由がなきゃ許可

できない！」という責め言葉を無視できるのか、頑張ってください。