この時期トンボが山から下りてくる。近くの高原で真夏の暑いときを
過ごして、涼しくなり始めると徐々に標高が低いところに降りてくるのだ。
ふと、目にとまったトンボ、写真にとってもどこに矢印を付けるのか
簡単じゃない場合もある。青空のように「すかっ」と抜ける感じがない。
そういうときでも「スーッ」と気持ちが良い注目点はなぜか探せる。
写真の上を指でなぞって見れば、練習の回数が多い人ほどなぜか楽に
指が止まるところがある。僕の場合はここ。なぜかここ!ここしかない。
不思議とかならず決まるのだが、この能力こそ神秘の源流なのでした。