豆猫日記 すべてはうまく行っている♪♪

すべては うまく行っている♪
ころんでも 起き上がればいいじゃん♪
みんな うまく行ってるよ~♪
 

世界平和を願う☆

2006-06-16 17:43:08 | ひとり言
サッカーワールドカップ真っ只中!
もちろん一番気になるのは日本が決勝トーナメントに進めるかどうか。

だけど、今回は他の面からもワールドカップに重ねてあれこれ想う事が多い。
先日見た『ホテル・ルワンダ』あの映画のインパクトが今だ心から消えない。
エンディングで流れた曲
ルワンダ、 ルワンダ~♪がずっと耳に残り、とうとうサントラを買ってしまった。

MILION VOICESがあの曲のタイトルだった。
残念ながら翻訳の歌詞が無かったけれど、エンディングで一緒に映し出された言葉を思い出す。

アメリカ合衆国(United of America)は1つの国なのに
どうしてアフリカは“アフリカ合衆国”になれないんだろう

U.K.(グレートブリテン および北アイルランド連合王国)はひとつの国なのに
どうしてアフリカは“アフリカ連合王国”になれないんだろう



おりしも先日の新聞にこんな記事を見つけた。
トーゴ応援団入国できず?
ビザ発給拒まれ
なんでもトーゴを応援する政府支援の公式応援団に対し、ドイツ大使館がビザの発給を拒んでいると言う。
理由はビザ申請書に銀行預金口座の証明書を添付しなかったため。
トーゴは西アフリカの小国で世界最貧国の1つらしい。つまり貧しい国民は【銀行口座】をもてないのが実情らしい。
応援したい国民達のためにトーゴの政府が応援団に対して50万ドル寄付して何とか行かせようとしたが、無残にも夢砕かれたと言う。

貧しいからと言って入国を拒否するって、どう言う事!!
今回はいくつもの貧しい国から、国民の夢を背負って出場している国がいくつもある。アンゴラもその1つ。内戦の傷痕が生々しい中、あのルワンダとも予選を戦い、勝ち抜いての初出場!

オリンピックも世界平和のシンボルとして、世界中から出場するが、お国事情によって参加できる競技が自ずと決まってしまう。
けれどワールドカップは違う。
どんな事情があろうとも、「サッカー」と言うスポーツを万国共通で競い合える事の素晴らしさは、本当にすごい!
あのサッカー王国のブラジルでも、貧困の中、何とか生き抜くためにプロを目指した選手達。彼らをまた夢見て子供達が貧しい中でも明るく生き抜く力を与えている。
そんな素晴らしい舞台なのに、このドイツが取った理屈だけの対応。
何とも悲しすぎる。


そんな事を感じている中、昨日のイングランドVSトリニダード・ドバゴ戦ではまた別の想いがよぎる。
何でもトリニード・ドバゴはかつてイギリスの植民地で1962年に独立したのだそう。かつての支配国と独立した国の戦い!思わずドバゴを応援する力が入ってしまった。
独立と言えば、これらの出場国の多くがどこかから分裂、独立を果たしているのだと、改めて“世界”と言うものを感じてしまった。
幸いな事?に、日本は島国でどこの国にも占領されず、ずっと「日本」でいられた。当たり前すぎてそのありがたさに気付いていなかった。
世界には、流さなくてもいい血と涙の争いをいつまでも続けなければなら無かった多くの国がある。
次の対戦相手、クロアチアもそんな国の一つだった。お隣韓国もそうだった。今も涙を流し続けている人達がいる。


せめて、万国共通で誰でも楽しめるこのサッカーと言う場だけでも、民族や宗教の違い、貧富の差を忘れて一緒に楽しみたい。
ドイツ政府にも、寛大な心を求む


そして、これをきっかけにもう少し世界に目を向けて行きたい。
何が出来るかわからないけど、何かできる事を見つけたい