
アスベスト。 静かな時限爆弾。
イギリスでは1924年にはアスベストに関する診断基準が定められ、ドイツでは1938年に対応が始まっています。ところが、日本での対応は、それよりも40年近く遅れていました。
そしてその間、建築基準法では耐火構造を求めることで、アスベスト含有の吹き付け材が安価で耐火性能が高いということで、広く使用されてきました。
当時は、危険なものということを知らされずに使用していたのです。それを今になって、除去するための大きな費用負担を建築主である国民、区民だけに強いるとは!そして、何より、何より!健康被害をもたらし、壮絶な苦しみをもたらし、死に至らしめるとは!
日比谷野外音楽堂に3000人。「5/20 建設アスベスト訴訟の早期解決・全面補償を求める全国総決起集会」
私も参加してきました。
すでに、京都を始め4カ所で行われた裁判で、画期な判決が下されています。そして、戦いは高等裁判所へとうつっています。
何も知らずに使っていた働く人たちに、危険を伝えなかった国やメーカーが償うことは当たり前のことだと思います。
2015年2月の本会議では、私は、アスベストの対策状況について取り上げました。国が平成21年度に創設した「住宅・建築物安全ストック形成事業」は、アスベスト改修事業についても補助金の交付を開始していることから、区としても、まずはこの国の制度の活用を図ることで、解体工事時の費用負担に対する救済を求めました。
江戸川区からは前向きな回答がありました。そして、それから1年後、補助金が創設されています。
http://blog.goo.ne.jp/mamiya-yumi/e/6b22cedcb35ee03b0b25ef1f37a00638
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます