江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
https://www.mamiyayumi.com

日本のJKビジネが児童売春につながっているというアメリカからの報告

2016-04-16 | 学校や子どもたちのこと



アメリカ国務省が、2015年世界各国の人権状況に関する報告書を公表し、日本での「JKビジネス」の広がりと、これらのビジネスが児童売春につながるとのNGO(非政府組織)団体の報告を紹介していると報道された。

なんと辛い報告だろう。
しかし、まさにその事例は身近であり、しかも、さらに低年齢化の様相を見せている。

だからこそ、ダメなことはダメ、と思える勇気を、子ども達に渡さなければ。

ある女の子の援交は、中3のときから。おこづかい欲しさから始まった。
制服で繁華街を歩いていると、いくらでも声をかけられたという。
ビデオを撮られ、お金を稼いでこないと流すと脅され売春をさせられたこともある。

しかし、ある時彼女は、警察の囮(おとり)捜査に捕まったのだ。
鑑別所に、呼ばれて会いに行った時、お化粧を落とした彼女は、普通の16歳に戻っていた。捕まってよかったと言った彼女は、普通の生活に戻りたかっにちがいない。

周りでは、援交を含めた、まさに「JKビジネス」が広がっている。
しかも、いまは、出される「値段」が、不景気を反映して下がっているとも聞く。

安易にお金が稼げるなら、汗水流して働くことなんて、ばかげたことに思えるようになるという。けれど、安易に稼げる背景にはブラックなことが付いて回る。

薬を打たれ、そこから抜け出せなくなる子もいる。そう、覚せい剤も子どもたちのすぐそばにあるのだ。

少女を買う男は絶対に許せない。
しかし、それが現実にいる以上、
子ども自身が、ダメなことはダメと、考えられる勇気をもてるようにならなければならない。

体を売って幸せになれるとは思って欲しくない。

どんな子でも、これからやり直せる。立ち直れる。大丈夫。

家庭で、学校で、そのことを真正面から取り上げて話をしていくことが必要だと思う。お父さん、お母さん、がんばれ!先生方、がんばれ!
地域全体でも、その気風をつくろう。この地域から、お金で体を買う者も、買われる子も絶対につくらない、小さい時からタブー視せずに、考えていこう。

子どもたちとはなしながら、心からそう思う。どの子も幸せになってほしいのだ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 信頼は笑顔から。尾木ママ*... | トップ | なめくじも、ひとり咲き方が... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿