江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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100カ国以上で採用。日本でもヒブワクチンを/季節性インフルのワクチン不足(決算特別委員会/健康費)

2009-10-06 | 介護・医療・高齢者のこと

世界100カ国以上で採用されているヒブワクチンですが、
ようやく日本でも、2008(平成20)年から接種ができるようになりました。
2007(平成19)年の時点で、自己負担であっても受けられない国は、
東アジアの中では、日本と北朝鮮だけだったそうです。

また、新型インフルへの有精卵の供給のため、季節性インフルエンザのワクチンが
昨年の7割から8割程度ということですので、そのことについてもお聞きしました。

厚生労働省やお医者さん、国会議員団や薬品を病院におろす組合などにお聞きして、質問に臨みました。


ヒブワクチンへの公費助成を
間宮委員 肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンについて、ぜひ公費助成をお願いしたいということで質問させていただきます。とくに、2定(第2回定例本会議)の中で2会派から質問の出されたヒブワクチンについてお聞きします。

2定では、区長からは、国の動向を見てということと、財政的にも数億円かかるというお話がありました。
まず、財政的な面ですが、ヒブという細菌は、健康な幼児でも5~10%は保菌していると言われており、一方で、3歳を過ぎると、ヒブに対する抗体ができてくるので重症感染症も減ってくると言われています。ですから、いますぐ希望者全員にということが難しければ、たとえば、0歳から、あるいは1歳、2歳まででも助成を行うよう求めますが、いかがでしょうか。

山本健康部長 ヒブワクチンは、生後2ヶ月から6ヶ月の間に4回実施、7ヶ月から11ヶ月のお子さんについては3回実施、1歳から4歳までのお子さんについては、1回実施するというように、発達段階に応じて、接種するので、今おっしゃったような方法で接種をすることが良いかどうか、専門家の方々、医師会の先生方ともお話ししながら、検討して参りたいと思っています。
いずれにしても、医師会の小児科の先生方からは、ヒブワクチンについての話も多々伺っているので、医師会の先生方とよくお話ししながら、また、私どもお子さんが非常に多い区であるので、費用も非常にかかり、億単位で掛かるという事情もありますので、この辺も勘案しながらお答えさせていただければと思います。

間宮委員 もう1つの区長のお答えの中に、国の動向も見ながらということがありましたが、ワクチンが薬品である以上、副作用の問題もありますので、万一健康被害が発生したときには、適切な補償がとれるようにするためにも、定期接種とする必要があります。ですから、それを国に対して求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

山本健康部長 ヒブワクチンについての効果は、医師会の先生方からのお話でも、非常に効果あるものだということで前向きなお話をいただいていますので、先生方とお話をしながら、私どもも検討していきたいと思っています。

間宮委員 厚生労働省に聞きました。担当課の方がおっしゃるには、定期接種を望む声が非常に多くあがっているということです。今は、検討会を開くための情報収集をしていて、その情報というのが、安全性や有効性、社会状況、そしてまた、各区市町村でのすでに始まっている取り組みを根拠にしながら、このワクチン接種によって発症しないことで押さえられる医療費負担なども考えながら、定期接種にしていく道が開かれていくようです。
医師会の先生方からも、効果があると聞いているということでしたので、ぜひその方向でお願いしたいと思います。

先ほど、財政の問題の中で、2ヶ月から6ヶ月の間に4回ということでしたが、そのときに4回打つことで大丈夫なんだと思うのですが、たとえば、その4回で大体3万円位かかるということです。
もし、全額補助をするならば、江戸川区が出す分は、6,500人の赤ちゃんが生まれるとすると、約9,700万円。半額補助をするなら約4,800万円ということになると思います。
都議会では、区で助成する額の2分の1を補助するということで、すでに、渋谷区、中央区、品川区、荒川区、昭島市で、補助を開始していますので、ぜひこの4区1市に続いていただければと思いますので、検討お願いいたします。

山本健康部長 補助ですが、東京都の市町村の他の事業とも合わさった包括補助ということであり、単独補助ではありませんので、その点はよろしくお願いします。
 

■季節性インフルエンザワクチンの不足について  
間宮委員 新型インフルエンザのワクチン接種については、本会議でも申し上げた通り、公費負担でぜひお願いしたいと思います。
今回お聞きしたいのは、季節性のインフルエンザワクチンについてです。

今年は、ワクチン用の有精卵のうち、3割を新型インフルエンザにふりわけたために、季節性インフルエンザ分が少なくなって、各医療機関には、20年度の7割から8割分しかおろされていないようです。このことによる問題は考えられるでしょうか。

健康サービス課長 今お話のように、ワクチン良自体が、7割から8割ということで、少なくなっておりますので、私どもの方で、熟年者に対しての補助も行なっていますが、ワクチン量については、先行きは難しくなっていくことも考えられると思います。

間宮委員 わかりました。ぜひ継続して、不足やそのことでの問題が生じないかについては、見ていっていただきたいと思います。








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