間宮由美君 第3に、まちづくりは、住民との合意を大切にして進めるべきという観点から、小松川ジャンクションと新左近川マリーナについて、質問します。
まず、小松川ジャンクションについてです。
首都高速7号線と中央環状線を交差する西小松川でつなぎ、そこにジャンクションを建設するという地元住民に対する素案説明会が、今月6日と8日に開催されました。首都高速道路株式会社と東京都、そして江戸川区の合同説明会として、約240名の住民の参加がありました。
「この説明会で出された意見をもとに都市計画決定をしていく」として、今年度に都市計画決定の変更を行い、来年度から事業に着手したいと計画案が示されました。両高速道路をつなぐことで、中央環状線の機能を発揮させ、渋滞緩和の効果が期待できるという事業説明がありました。
計画の是非についても問わなければならないことはもちろんですが、まずは、進め方について、きちんと正していただきたいと考えるところです。住民の思いは、賛成とか反対とか、そういう簡単なものではありません。年代や暮らし方、これからの人生設計によって、その思いも不安も全くちがいます。
そこで、お聞きします。まず、いつこのような計画が立てられたのでしょうか。道路拡幅部分の住民は、移転を迫られることになるわけですが、9月の説明会で初めて話を聞いて、わずか4ヶ月後の来年1月と2月には、区と都の都市計画審議会で決定をして、その後、工事着手というスケジュールはあまりにも急すぎるのではないでしょうか。
江戸川区の諸計画文書には、この事業が課題であり必要であると書かれたものは一切無いということです。議会への情報提供もなく、もっとも影響を受ける関係住民に対しては、いきなりの法定説明会の開催をする。株式会社の計画に対して、そのような方法で、自治体が協力をするということは、あまりに住民をないがしろにしたやり方ではないでしょうか。
区としては、この計画の進め方に対して、どのような立場を取っておられるのでしょうか。区長のお考えをお聞かせください。
多田区長 小松川ジャンクションについて。
急なように見えますけれど、実を言えば、あそこにジャンクションが必要だということは、道路網のあり方としては、課題であったわけであります。
首都高も、いつの段階でどういうふうに作るかということは長年にわたり研究をしていましたが、中央環状が大変混雑をしている状況であり、今ジャンクションを作っても、交通事情が改善するという方向にはいかないだろうという読みもあったと思うが、最近中央環状線が羽田まで平成25年には完成をするというめどが立ってきました。それにあわせてジャンクションを作ろうと考え方が決まってきたわけです。
併せて、どういう方法でやるかということについても様々な検討が行われ、最終的に先般説明会で提案されました方向でいこうとなったわけです。
用地買収を伴うので、ご協力いただかなければならない地権者の方もおられますけれども、この話を私どもも最終的に聞いたのは、話題としてはあったが、最終的にこのような形でしたいと、住民のみなさんにもご理解をいただくために早急に説明会もしたいということは、初夏のころだったと思いますが、お話をうかがい、ぜひやって下さいということにしたわけです。
直ちに議会各会派の方にもそのことについてお話をし、こういうことになりましたので、こういう手順でやっていきますということをお話し申し上げたつもりでいます。
そして、先般の説明会ということになったわけで、議員さんもご出席であったそうなので、雰囲気もよくお分かりだと思います。
江戸川区の交通環境の問題としては、中央環状線をはじめとして、湾岸道路その他ございまして、しかも、大きな川が二つある。橋を越えなければ都心との往来が、千葉県川とできないということもあったり、北の方から来る車が中央環状をどうしても通るということがあり、私も再々申し上げてきましたが、臨海部の所には、一日30万台の車が来るということで、大変問題のある地域となってきたわけで、私どもとしては、中央環状が早期に完成をし、外郭環状もそうであるが、圏央道もそうであるが、都心を取り巻く環状道路の完成によって、車の負担を早期に改善をしてもらいたいということが長年の願いであったわけです。そういうこととあわせて、今回、少なくとも中央環状はめどが立った。それから、外郭環状についても、千葉県側の用地買収が進んでいますので、これとの接続も可能になってきたということもあり、このジャンクションの建設は非常にいいタイミングだと私どもは考えているわけです。
にわかに出したというように見えるかもしれませんが、そういう中で決められた一つの考え方について、住民のみなさんにご理解をいただく第一歩が説明会ということでありましたので、これから個別にいろんな方々との話を重ねていく、そういうことになろうと思います。
早い遅いという問題ではなくして、あることを手がけようとすれば、なるべく早く住民の方々にご相談をするということも大切だと思いますので、それを早すぎるというふうに言われては、ちょっといかがかなと思うわけです。
間宮由美君 ジャンクションについては、急なように見えるかもしれないけれども、そこに必要だということは、長年の課題であったと、区長からはご答弁がありました。区長が聞かれたのも、最終的には夏頃とのことですが、住民のみなさんは、その後の9月です。
ジャンクションについては、賛成とか反対とかそういう簡単なものではないんです。
お年をとった方は、心配で心配で寝ていられない。知らないところへ行くのはこわい。70を過ぎて借金をして、また家を建てるなんてできないと訴えられました。
数年前に、建て売りを買われたばかりの30代の方は、今はまだ若いからりローンが組めたけれど、それを組み直すと完済できるときは、かなり高齢になって人生設計が全くちがってきますと、話されました。
幼稚園に歩いて通える範囲で探して買った家なのに、近くで探せなければ、園バス代も掛かるようになって、出費が心配ですとおっしゃっていた方もいます。
また、家は年数を減れば経ただけ補償が安くなってしまうので、越すのはいやだけれど、でも事業がストップしないのであれば、一日も早く補償をしてほしい、そういう方々もいました。
今の土地で、今の家で暮らしたいのに、事業のために出て行かなければならない線に掛かってしまった方は、相当の不安をかかえています。
そこで、再質問させていただきます。
小松川ジャンクションについては、いきなり法定説明会である「素案説明会」が開かれたわけです。先ほど区長は、まず第一歩として、早くに知らせなければならないということで、説明会を開いたとおっしゃいました。しかし、その法定説明会が開かれたことをもって、法的に事業が進められることになってしまうわけです。法定説明会を開く前に、住民との話し合いをする事業もあると聞いております。それをする必要があったのではないか。
その違いは何かと聞いたら、「事業を行う方の判断」だと区の職員の方からもお聞きしたところです。そこで再質問としましては、区長は、このようにいきなりの法定説明会の開催ということで、住民のみなさんの思いをどう受け止められておられるだろうか。9月に説明会、そして、1月にはもう都市計画決定をしていく、そういうやり方で本当にいいのかということをお聞かせいただきたいと思います。
多田区長 小松川ジャンクションの説明会ですが、説明そのものは、いろいろ都市計画決定をしていく上で、やらなければいけない手続きであるので、そういうものの一環であるのは確かでありますが、ただそれを持って直ちに計画決定に持っていけるんだというような、そう簡単なものではないということも私どもも思っております。
実際に計画に関わる所の地権者の方にとっては、今具体的にお話がありましたように、いろんな思いがあると思います。ですから、すぐわかって下さいと言っても、それは無理だということも充分わかりますし、そういう話し合いをこれから続けていかなければならないわけです。
これから首都高がそれをやるということになるわけですが、私どもは、地域の道路環境とか、地域全体の状況から考えれば、このジャンクションは必要だと認識をしているものですから、一応、首都高にそういうことはやるなということは言っておりません。進めて下さいということを同意しておりますけれど、このことについて、もっともっと、ていねいにやるべく、これは首都高にも言っておりますから、皆さん方に一瀉千里で突っ走りますよと、そういうことではないとご理解をいただきたいと思っています。これからも話し合いは、何回も続くと思います。
間宮由美君 ジャンクションにつきましては、ていねいに話を進めてくださるということですので、一つ安心しながらも、ただ、中止になるのであれば、ていねいに長い時間かけてもらっても構わないのですけれど、しかし、どうしても進めるといった場合の話し合いということだけですと、家の価値がどんどん下がってゆくから、それはそれで心配という方々もいらっしゃいます。ですから、そこも含めて、ていねいに対応していただきたいと思います。
まず、小松川ジャンクションについてです。
首都高速7号線と中央環状線を交差する西小松川でつなぎ、そこにジャンクションを建設するという地元住民に対する素案説明会が、今月6日と8日に開催されました。首都高速道路株式会社と東京都、そして江戸川区の合同説明会として、約240名の住民の参加がありました。
「この説明会で出された意見をもとに都市計画決定をしていく」として、今年度に都市計画決定の変更を行い、来年度から事業に着手したいと計画案が示されました。両高速道路をつなぐことで、中央環状線の機能を発揮させ、渋滞緩和の効果が期待できるという事業説明がありました。
計画の是非についても問わなければならないことはもちろんですが、まずは、進め方について、きちんと正していただきたいと考えるところです。住民の思いは、賛成とか反対とか、そういう簡単なものではありません。年代や暮らし方、これからの人生設計によって、その思いも不安も全くちがいます。
そこで、お聞きします。まず、いつこのような計画が立てられたのでしょうか。道路拡幅部分の住民は、移転を迫られることになるわけですが、9月の説明会で初めて話を聞いて、わずか4ヶ月後の来年1月と2月には、区と都の都市計画審議会で決定をして、その後、工事着手というスケジュールはあまりにも急すぎるのではないでしょうか。
江戸川区の諸計画文書には、この事業が課題であり必要であると書かれたものは一切無いということです。議会への情報提供もなく、もっとも影響を受ける関係住民に対しては、いきなりの法定説明会の開催をする。株式会社の計画に対して、そのような方法で、自治体が協力をするということは、あまりに住民をないがしろにしたやり方ではないでしょうか。
区としては、この計画の進め方に対して、どのような立場を取っておられるのでしょうか。区長のお考えをお聞かせください。
多田区長 小松川ジャンクションについて。
急なように見えますけれど、実を言えば、あそこにジャンクションが必要だということは、道路網のあり方としては、課題であったわけであります。
首都高も、いつの段階でどういうふうに作るかということは長年にわたり研究をしていましたが、中央環状が大変混雑をしている状況であり、今ジャンクションを作っても、交通事情が改善するという方向にはいかないだろうという読みもあったと思うが、最近中央環状線が羽田まで平成25年には完成をするというめどが立ってきました。それにあわせてジャンクションを作ろうと考え方が決まってきたわけです。
併せて、どういう方法でやるかということについても様々な検討が行われ、最終的に先般説明会で提案されました方向でいこうとなったわけです。
用地買収を伴うので、ご協力いただかなければならない地権者の方もおられますけれども、この話を私どもも最終的に聞いたのは、話題としてはあったが、最終的にこのような形でしたいと、住民のみなさんにもご理解をいただくために早急に説明会もしたいということは、初夏のころだったと思いますが、お話をうかがい、ぜひやって下さいということにしたわけです。
直ちに議会各会派の方にもそのことについてお話をし、こういうことになりましたので、こういう手順でやっていきますということをお話し申し上げたつもりでいます。
そして、先般の説明会ということになったわけで、議員さんもご出席であったそうなので、雰囲気もよくお分かりだと思います。
江戸川区の交通環境の問題としては、中央環状線をはじめとして、湾岸道路その他ございまして、しかも、大きな川が二つある。橋を越えなければ都心との往来が、千葉県川とできないということもあったり、北の方から来る車が中央環状をどうしても通るということがあり、私も再々申し上げてきましたが、臨海部の所には、一日30万台の車が来るということで、大変問題のある地域となってきたわけで、私どもとしては、中央環状が早期に完成をし、外郭環状もそうであるが、圏央道もそうであるが、都心を取り巻く環状道路の完成によって、車の負担を早期に改善をしてもらいたいということが長年の願いであったわけです。そういうこととあわせて、今回、少なくとも中央環状はめどが立った。それから、外郭環状についても、千葉県側の用地買収が進んでいますので、これとの接続も可能になってきたということもあり、このジャンクションの建設は非常にいいタイミングだと私どもは考えているわけです。
にわかに出したというように見えるかもしれませんが、そういう中で決められた一つの考え方について、住民のみなさんにご理解をいただく第一歩が説明会ということでありましたので、これから個別にいろんな方々との話を重ねていく、そういうことになろうと思います。
早い遅いという問題ではなくして、あることを手がけようとすれば、なるべく早く住民の方々にご相談をするということも大切だと思いますので、それを早すぎるというふうに言われては、ちょっといかがかなと思うわけです。
間宮由美君 ジャンクションについては、急なように見えるかもしれないけれども、そこに必要だということは、長年の課題であったと、区長からはご答弁がありました。区長が聞かれたのも、最終的には夏頃とのことですが、住民のみなさんは、その後の9月です。
ジャンクションについては、賛成とか反対とかそういう簡単なものではないんです。
お年をとった方は、心配で心配で寝ていられない。知らないところへ行くのはこわい。70を過ぎて借金をして、また家を建てるなんてできないと訴えられました。
数年前に、建て売りを買われたばかりの30代の方は、今はまだ若いからりローンが組めたけれど、それを組み直すと完済できるときは、かなり高齢になって人生設計が全くちがってきますと、話されました。
幼稚園に歩いて通える範囲で探して買った家なのに、近くで探せなければ、園バス代も掛かるようになって、出費が心配ですとおっしゃっていた方もいます。
また、家は年数を減れば経ただけ補償が安くなってしまうので、越すのはいやだけれど、でも事業がストップしないのであれば、一日も早く補償をしてほしい、そういう方々もいました。
今の土地で、今の家で暮らしたいのに、事業のために出て行かなければならない線に掛かってしまった方は、相当の不安をかかえています。
そこで、再質問させていただきます。
小松川ジャンクションについては、いきなり法定説明会である「素案説明会」が開かれたわけです。先ほど区長は、まず第一歩として、早くに知らせなければならないということで、説明会を開いたとおっしゃいました。しかし、その法定説明会が開かれたことをもって、法的に事業が進められることになってしまうわけです。法定説明会を開く前に、住民との話し合いをする事業もあると聞いております。それをする必要があったのではないか。
その違いは何かと聞いたら、「事業を行う方の判断」だと区の職員の方からもお聞きしたところです。そこで再質問としましては、区長は、このようにいきなりの法定説明会の開催ということで、住民のみなさんの思いをどう受け止められておられるだろうか。9月に説明会、そして、1月にはもう都市計画決定をしていく、そういうやり方で本当にいいのかということをお聞かせいただきたいと思います。
多田区長 小松川ジャンクションの説明会ですが、説明そのものは、いろいろ都市計画決定をしていく上で、やらなければいけない手続きであるので、そういうものの一環であるのは確かでありますが、ただそれを持って直ちに計画決定に持っていけるんだというような、そう簡単なものではないということも私どもも思っております。
実際に計画に関わる所の地権者の方にとっては、今具体的にお話がありましたように、いろんな思いがあると思います。ですから、すぐわかって下さいと言っても、それは無理だということも充分わかりますし、そういう話し合いをこれから続けていかなければならないわけです。
これから首都高がそれをやるということになるわけですが、私どもは、地域の道路環境とか、地域全体の状況から考えれば、このジャンクションは必要だと認識をしているものですから、一応、首都高にそういうことはやるなということは言っておりません。進めて下さいということを同意しておりますけれど、このことについて、もっともっと、ていねいにやるべく、これは首都高にも言っておりますから、皆さん方に一瀉千里で突っ走りますよと、そういうことではないとご理解をいただきたいと思っています。これからも話し合いは、何回も続くと思います。
間宮由美君 ジャンクションにつきましては、ていねいに話を進めてくださるということですので、一つ安心しながらも、ただ、中止になるのであれば、ていねいに長い時間かけてもらっても構わないのですけれど、しかし、どうしても進めるといった場合の話し合いということだけですと、家の価値がどんどん下がってゆくから、それはそれで心配という方々もいらっしゃいます。ですから、そこも含めて、ていねいに対応していただきたいと思います。
小松川ジャンクション建設問題がこんなに地域の方の生活問題になっているのを初めてしりました。
私は、埼玉県に住んでおります。
そして、実家は千葉県南部(外房)です。
帰省の折には高速道路の経路で、いつも悩んでいました。
湾岸葛西ジャンクション近辺は渋滞します。
箱崎ジャンクションまで都心に行くのも渋滞です。
外環道や圏央道は、いつになったら完成するのかも解りません。
止むなく平井ランプで下りて篠崎ランプで乗り直したりしていました。
小松川ジャンクションがあれば便利だなぁと単純に考えていましたが、地域の方々の悩みを知り心が痛みます。
そこで、対案を考えてみました。
今回のジャンクションは、東北道方面と千葉方面の連絡だけですので、
高速道路としての取り付け道路は多くないと思います。
そして、荒川には広大な空間があります。
『小松川ジャンクションを荒川上に建設する』のは、いかがでしょうか?
建設費は増加するでしょうが、私有地の買い上げ費用は不要になります。
また、首都高の交渉相手も国土交通省の河川管理局が主になるでしょうから、交渉も早くまとまるのではないでしょうか?
簡単な素人図面も作ってみましたので、送付先アドレスをご連絡下されば、添付送信致します。
首都高や行政への対案としてご検討下されば幸いです。
具体的なご意見、参考になります。
やはり、小松川にジャンクションがあると便利になりますか?
対案は、私もよいものだと思います。
しかし、区は、それも検討したが、今の技術では難しいということを言いました。
しかし、本当にそうだろうか?これだけ技術が発達している日本において、
本当にできないことなのかどうかは、腑に落ちません。、
コメント欄には、図は載せられないようなので、
別途ブログの記事に掲載させていただきます。ありがとうございます。
フルジャンクション化するのが近隣住民にとって一番利便性が高く、特に環状線を海方面に行くのには入口が四ツ木か船堀で遠いですし、また逆に湾岸方面から戻ってきた場合もしかり、その辺の利便性を考慮していただきたかったです。
もしまだ対案等々間に合うのであれば先生のお力でお願いします。
出口二つつくればこのような状態が回避できるのではないかなと思いました。