江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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育成室の拡充と発達支援センターの創設を(決算特別委員会/福祉費)

2010-10-08 | 障害のこと・精神医療のこと

◆間宮由美 委員 三つの点についてお伺いをします。
 まず一つが、育成室の問題です。育成室の拡充、またはそれにかわる施設の見通しについてお聞きをしたいと思います。その一つに、常勤・非常勤の職員の人数。それから、来年度についても、これから増えていくだろうということも見越して検討されているということでしたので、どのように検討されているかということが一つです。二つ目に、育成室の目的と、どんな障害のお子さんが入れるかということですね。それをお答えください。

◎茅原光政 保育課長 今、委員の三つの御質問でございますけれども、拡充についてどのような検討をしているかということでございますけれども、先ほども申し上げましたけれども、今年度については1室保育室を増加いたしまして、それで定員を増やしてございます。この定員というのは1日の定員ということでございまして、在籍児というのとはまたちょっと違っておりますので、それはちょっと御了解いただきたいと思いますけれども。その定員の枠の中で、さらに在籍児を増やすために、いろいろスペース等を検討しまして、また在籍児というか、通室児の拡充を考えているというところでございます。

 それから二つ目の職員の人数ということでございますけれども、請求されました資料の140番にもあるんでございますけれども、二つの育成室がございまして、それぞれ小岩と葛西の育成室がございますけれども、正規保育士がそれぞれ9名と12名、それから非常勤保育士がそれぞれ3名、それから正規の看護師が1名、それから理学療法士がそれぞれ1名、言語相談員が小岩1名、葛西2名でございます。それから作業療法士が小岩1名、葛西3名、それから心理士が2名、3名でございます。このほかに小児科、整形外科、精神科の嘱託医がそれぞれ1名ずつでございますので、小岩に嘱託医として3名、葛西に3名おります。それから言語相談員は、言語外来専門の方が小岩と葛西にそれぞれ1名おります。

 それから目的でございますけれども、育成室につきましては、おおむね大体1歳6カ月から就学前のお子さんが保護者と一緒に通室いたします児童デイサービス施設でございまして、その目的といたしましては、就学前の心身の発達に心配やおくれのあるお子さんが保護者とともに通い、楽しく遊びながら日常生活に必要な身辺の自立の向上を目指し、心身の発達を促すようにすることを目的としてございます。
 それから障害のどんな症状のお子さんがいらっしゃるかということですけれども、肢体不自由のお子さん、それから知的障害のお子さん、それから発達障害のお子さん、そのほかということでございます。

◆間宮由美 委員 平成20年度ですか、発達障害児の支援に関する陳情というのが出されて、全会一致で採択がされています。当時の福祉健康委員会では、それに先立ちまして、江東区のCoCoさんという発達支援センターのほうを視察に行っています。私たちも昨年また再びこちらのCoCoさんのほうへ行きまして、もう少し詳しくいろいろ見させていただいてきたところです。それで、その中で、このこども発達支援センターCoCoさんが、目的の中には、何らかの支援を必要としている就学前の子どもたちということで、どんな障害でもいいということで、専門療育機関として設置されている。専門療育機関として設置しているというところがやはりすごいなと思うんですね。

 それで、一人ひとりの発達に応じた個別の療育プログラムを通すということで、江戸川区の場合1歳6カ月からということなんですけれども、なるべく早くそれが受けられるようにすることが親子にとって必要だということで、ゼロ歳児の健診のときから来てもらえるような体制づくりもしているということでした。

 先ほど職員数を伺ったんですけれども、正規は合計すると21名になりますでしょうか。こちらのCoCoさんのほうは常勤として47名いるということなんですね。何で常勤で置くのか、何で専門職も。江戸川区ももちろんこれまでに比べて毎年毎年増やしてきてくださっています。ただ、常勤としての人数というのはまだ少ないのではないかなと思っています。先ほど定員枠内での在籍児童の拡充をされたということなんですけれども、定員枠を超えて、やはり必要とされるお子さんが増えているということを考えるならば、そこについてもまた検討されているというお話もさっきあったんですけれども、やはり拡充ということとともに、それにかわるような施設も必要ではないかというふうに思っております。

 本会議の中で同僚議員の質問の中で、幼児期の施設がこの施設だけでいいかということは研究課題としたいというお話がありました。研究課題として実際にどのように研究を進めて、いつごろ結果を出すことになっていくのか、もう少し詳しくお聞かせいただけたらと思います。

◎稲毛律夫 子ども家庭部長 今の直接やっているのは確かに小岩と葛西の育成室2カ所ということですけれども、最近になってきて、区内の中でもって、NPOの法人でもって、発達障害についてのさまざまな療育をされるところが数カ所出てきたというようなこともあったりします。ですからそういった地域の中でもって、そういったことにかかわってくださる方や機関、そういったところの状況だとか、そんなものも見ながら、広い意味でもってどうしていくのかというのは、余り性急に結論を出すということじゃなくて、ゆっくりとじっくりと考えながら、どうしていくのがいいのかと考えていくべきだろうと、こういうふうに思っております。

◆間宮由美 委員 私は発達障害だけにかかわって申し上げているのではなくて、どのお子さんも必要であれば入れることが必要かなと思っております。NPO法人さんたちも含めて、ゆっくりじっくりと、さっきもお話があったんですけれども、子どもはどんどん成長していきますので、また親も不安を抱えながらいる人たちもいます。ですからぜひ、育成室でやっていることは非常に大事なことです。だからそれを拡充、そしてそれだけでなくて、それにかわる施設がどうしても必要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

 

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