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~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

アメリカのお葬式③

2009-11-12 13:57:59 | 【アメリカ】生活全般
前回(アメリカのお葬式②)の続きです。


金曜日のお葬式当日は残念ながら雨でした

お葬式はビジテーションと同じ会場で、牧師さん主導で行われ
日本のお坊さんの説法?とあまり変わりなかったですね。
ただ、キリスト教版という違いだけかな。
違ったのは、途中で聖歌など3曲ほど音楽が流れました
一通りのお話などが終わると、グランパの顔を見て最後のお別れです
この後、棺は蓋を閉められ埋葬場所(セメタリー)へ向かいます

埋葬場所へは、アメリカでも廃れつつあるプロセッション形式で移動しました。
プロセッションは、先導車、霊柩車、参列者(の車)の葬列のことです
先導車は黄色いランプを点滅させ、そのすぐ後ろには霊柩車が続き、
時速30km程度のゆっくりとした行列なので
周囲を運転している一般の人が見れば、すぐにプロセッションだとわかります
通常であれば、プロセッションの列を追い越す様なことはしてはいけませんが
追い越す人も結構いましたね
それから、車の列は長いため、どうしても引っかかるのは赤信号
でも、驚いたことに、先導車が信号を通過する際に青であれば
その後、赤に変わってしまっても参列者の車は止まらなくてもいいのです



棺を葬儀場→霊柩車、霊柩車→セメタリーの埋葬スポットと移動させるのには
ポールベアラーに選ばれた親族6人が運びました。



また、退役軍人はアメリカ軍形式の葬儀?埋葬?を行ってもらえるので
セメタリーには軍人が5人ほど、ピクリとも動かずに敬礼をして待ってました。
(下の写真は違うシーン)



そして、埋葬直前に今一度、牧師さんの言葉があり
その後はアメリカ軍の軍人さんによる儀式?でした。
空に向けてライフルで7発撃ったり
トランペットでレクイエムを演奏したり
棺に掛けられていた国旗をビシッ、ビシッと三角形に折畳んで親族に渡したりして
軍人さんは去って行きました
寒く、雨がシトシト降り続く中
微動だにせずに任務を遂行している姿は素敵だったし
グランパに敬意を払って貰えたのはすごく良かったです



これでお葬式は全て終了
棺の埋葬は、列席者がいなくなった後にセメタリーの職員が行います。
なので、↓の状態でえいや達はセメタリーを後にしました。
翌日セメタリーを訪れた時には、もちろん土が掛けられた状態でしたよ



あと、セメタリーまで来てくれた人達の為の食事会が用意されてました
この辺も日本のお葬式と変わりませんね~。

全体的に、アメリカだから、クリスチャン形式だから、と言って
葬儀全般的に日本と大差はなかったです。
ウィスコンシンに飛ぶ前は「どうなんだろう~」と
ちょっとドキドキしてたけど、何も身構える事なかったですね~

これでグランパのお葬式シリーズはおしまいです


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