Mezcla diario

とある地域に家族で移住した人の、色々な事をただつらつら書き連ねたブログ

近代建築ツーリング

2018-09-24 21:08:08 | 近代建築

石岡第二発電所とGSR250・・・と、栗の皮

と、言いながらほぼ全て水力発電所になってしまった今回のツーリング
そして純粋なツーリングとしては何気に今月初めてです
天気の巡り合わせもあるけれど、仕事や他の私用もあり今月は何かと忙しかったんですね

そんな訳でこの三連休も土曜月曜と仕事だったんですが、
幸い唯一の休みである日曜日が雨の心配をしなくて済みそうだったのでツーリング行ってきました
月曜の仕事がきついのも覚悟の上です
そうと決めれば行く場所ですが、目的地は2か月以上前から行きたいと思っていながら先延ばしにし続けていた福島!
…とは行かないので、その手前になる北茨城方面です

4:30に自宅を出発し、環七から東京ゲートブリッジ方面に走り、新木場からはR357を東に走ります
外環の高谷JCT辺りから松戸方面に向かうR298が数か月前に開通したので、R6までR298を北上します
今回走るまでのイメージとしてR298は信号が少ない快走路のイメージでしたが、
実際に走るとそんな事はなく、しょっちゅう信号に捕まりました(笑)
R6に合流してからは一路北を目指します


そんな訳で途中石岡のなか卯で朝食休憩を取り、その後一番最初に寄ったのはここ
道の駅『ひたちおおた』です
まぁぶっちゃけ8時半頃に着いたから、売店はコンビニ以外やっていなかったんだけどね(笑)


途中ところどころ道を間違い、それでもなんとかやってきた今回のツーリングの目的地の一つ
川尻川発電所!
・・・です?
です・・・が、あれ?
イメージしていたものと違います
私が下調べしていて得ていた情報と違います


川尻川発電所その他
どうやら写真にもちょこちょこ写っている様に現在建屋含めた色々な工事中らしく、以前の建屋は無くなった様です
つまり、今後行く建屋もこの川尻川発電所のような現代風で非常にシンプルな建屋に建て替わっている可能性が高い
恐ろしい可能性が脳裏をよぎります(笑)
とはいえここまで来て易々帰る気はさらっさら無いので、次へバイクを進めます


川尻川発電所から次の目的地へr10を北上していると、途中気になる建物を見つけたので思わず立ち止まります
施設は『関口浄水場』というらしく、特に目を引くのが円形の建物
ぶっちゃけ私は浄水場の施設に全然詳しくないんでどういった用途の建物なのか知りませんが、
元の施設デザインや風雪に耐えた為に出来たであろう色のくすみなんかがこの建物の存在感を際立たせます
ついさっきの川尻川発電所での衝撃を忘れさせる、それ位の効果はありました

幸運な出会いに感謝しウキウキな気持ちでやってきたのがこちら!

石岡第二発電所!
そう!この建物!この造りを観たかったんだよ!
ここより少し上流にある石岡第一発電所もそうなんだけれど、ここも国の登録有形文化財に指定されています
(ちなみに石岡第一発電所は我が国で初めて施設全般に鉄筋コンクリートを用いた発電所で、最古級の鉄筋コンクリート造の建物)
確かに建物としては特別装飾もなく、凝ったデザインでもないんだけれど、
それでもさっきの川尻川発電所のシンプルさとは全然違う、シンプルはシンプルでも『凝った』シンプルさがあるんだよ
ホントにね、美しいの一言

気分が完全に盛り上がったところで『さぁ!今回のメインイベント石岡第一発電所だ!』
って本当はなるところなんですが、ここで一気に足元を掬われます
実は石岡第一発電所へ向かうr22が落石の恐れで通行止めになっていました・・・oh
一応別道で抜けられないか探ってみましたが(石岡第二発電所の2枚目の上からの写真はその時に撮った)、
とてもオンロード車で抜けられる道ではないので断念しました
とはいえ、もしかしたら上流からのアタックは行けるかもしれないので、
その可能性に賭けて別ルートから石岡第一発電所の上流に抜け、そこを下ろうと思いましたが・・・

はい、残念でした(笑)
まさかなー、ここでこんなオチがあるなんて


石岡第一発電所の少し上流には小山ダムがあります
小さな物産館なんかもあったのでちょっと寄ってみたいなーとも思いましたが、
バイクが何台か止まっていたのでスルーしました


ちなみに小山ダムの近くには種殿神社という神社があったので寄ったのですが、そこの手前に廃校跡がありました
なんでも、小山ダム建設に伴い小山地区の移転の結果廃校已む無しの結果に至ったそうです

跡地には他に木造でお洒落な集落センターがあります

そうそう、これが種殿神社です
この写真以上に社殿に至る階段が草に埋もれていてとても踏破する気にならなかったから、遠目から撮っています

以降はR461を目指して南下し、合流以降は東進します


やってきたのは『松原変電所』
建屋は新しいものに建て替えられていました

彼岸花と松原変電所


R461を上流へ進み花貫川第一発電所
あぁここもか・・・


R461を更に上流へ進み(下っている時にここを見落としたため、結果的に松原変電所が最初に)花貫川第二発電所へ
遠目でこの白い建物が見えた時の失望感たるや
いや、勝手に期待して勝手に失望しているだけだから、誰が悪いわけではないんだけどね
(ちなみに言えばこの間に行っている横川発電所やこの後言った中里発電所なんかもそうでした)

石岡第二発電所の時のテンションの高さはどこえやら、この時点では大分冷めていました(笑)

しかし、次にやってきた賀美発電所でまたテンションが上がります

個人的に建屋の下に放水路(であっている?)があって、それをセットで見られるタイプが大好き!
つまりここはまさにタイプな訳!(他には内山発電所とかそんな感じ)
さっきまでの落ち着きは何処へやら、一人ワーキャー言いながら発電所を眺めます(笑)
写真にもあるけれど、ここも登録有形文化財に指定されています


現役の発電所としてはこの日ここが最後になります、里山発電所です
ここは珍しく上部水槽が見易い場所に在り、ここまでじっくり間近で見られたのは初めてで感動しました

いやー、今の時期は草が生い茂っていて蜘蛛の巣がけっこう張ってあるので苦労しました(笑)
しかし苦労した甲斐あって、ここでも素敵な建屋を見る事が出来て嬉しかったです

石岡第二発電所から始まり、この里山発電所に至る共通事項があります
それは白い外壁に緑色の屋根です
これはやっぱりこの辺りの水力発電は日立鉱山に関連して建設されたのでしょうか
ここまで狭い範囲に同様の意匠の建屋が集まるって事は偶然って事もないでしょうから


里山発電所で『現役』と付けたのはこういった理由です
この日最後に訪れたのは常陸太田市西河内町地区にある『旧町屋変電所』です
ここも例に漏れず日立鉱山が建設した変電所になります
なんか『ひよっこ』だかってTVドラマの撮影に使われたそうです
(建屋の中は今は機械は無く、資料展示室みたいになっています)

変電所から少し離れた場所に発電所跡もあります

以上今回のツーリングでした
石岡第一発電所を見れないなどの宿題が出来てしまったので、
いずれ虫が少ない季節にでも再アタックしてみようかと思います

久々に500km超の日帰りツーリングをして、当然今日の仕事は辛かったですが、
やっぱり行ったら気力の充実は半端ないものがありますね
来月はもっとバイクに乗れる時間を作りたいなぁ

山梨ツーリング

2018-09-02 14:34:05 | 旅行

静岡県某所にて富士山とGSR250

少し前になりますが8/18に甲府でサッカーがあり、天気が土日共に良かったのでバイクで出掛けてきました
とはいえ、まっすぐ甲府に向かうと2~3時間もあれば着いてしまうので、
今回はちょっと遠回りして向かう事にしました

遠回りルートとして選択をしたのは秩父を抜けるR299です
最後に秩父を走ったのは転勤前の9月なので、実に2年ぶりって事ですね
とはいえ、特にどこに立ち寄るって事は考えていなかったのですが、
秩父市内のコンビニで休憩中にツーリングマップルを眺めていると、
小鹿野町にある神社に『ツーリングの安全祈願』ってコメントが付いており気になったので、寄る事にしました


小鹿神社


確かに境内にはバイクに関するものが


御朱印
御朱印にまでバイクが(笑)
ちなみにこのバイクの朱印、実は『OGANO』ってなっており町名をもじっているんですね
って話を帰宅後数少ないライダーの知り合いに話をしたら、『え!知らなかったの?ライダー内じゃけっこう有名だよw』
って言われた次第です(笑)


小鹿神社神社以降はスタジアムで友人に会う予定があるのでせいぜい5~10分の休憩を途中に挟むくらいで、
r124で長野県内に入るとr2、r106を南下、山梨県内に入りr610→r23→R20の道順でスタジアムへ向かいました


途中、山梨県内のみずがき湖にて休憩したら、施設内のベンチにへんてこなぬいぐるみが
なんでもゆるキャラの『ラジウム星人』らしいです

翌日は近代建築(という名の水力発電所)巡りです
R358→R140→R52と走り、やってきたのは早川町(笑)


最初に立ち寄ったのは田代川第一発電所
(一枚目の左側にある建屋が田代川第一発電所、川を挟んで右側が早川第三発電所です)


風雪に耐え色褪せたTEPCOのマークがなんともいえない雰囲気を醸し出します
1927年に運用開始だそうですが、建屋もそれ位の時期に建設されたものなのでしょうか

そしてr37からよくわからない林道?を走りやってきたのがこちら

田代川第二発電所です
こちらは1928年に運用開始の発電所です
建物をじっくり見たかったですが、写真の通りに生憎植物の生育が良く全体像は見えずじまいでした


この放水路は先に出てきた田代川第一発電所へと続いているらしいです


他には保利沢川ダムのダムカードなんてのもあるみたです
しかしこのダムカードを手に入れるには何かの会員にならないといけないみたく、
そういった意味ではなかなか貰うのが大変なカードかもしれません


なによりここへ至る道が上記の写真の様にほぼオフに近い道で鋭利な石も多くパンク必死な場所なので、
普通のバイクじゃお勧めできないですが

その後は来た道を戻りますが、途中シャレオツな建物を見つけたのでパシャり

早川町郷土資料館だそうです
1943年建築で、当初は三里村役場として使用されていたものとの事です


そして昼食に立ち寄ったのが『赤沢宿』
江戸時代に元来山岳信仰の霊場であった七面山参詣と身延講がセットになり、相当活況を呈した当地ではありますが、
時代の移り変わりとともに衰退し今に至ります
(ちなみにここは国の重要的建造物群に指定されています)


そんな歴史ある場所にあるのがこちら『そば処 武蔵屋』さん

昼食を食べたのちは静岡県の富士宮市に入り、足形発電所へ行きました
しかし最初に行った場所からは若干発電所が遠く、かといって近い場所を探すのも面倒だったので
カメラの望遠で覗いただけで終了(笑)


この日最後の目的地『長貫発電所』です
1920年運用開始の煉瓦造りでお洒落な建物ですが、生憎近づけず…
おまけに周辺は住宅街で変な行動をするわけにもいかないですからね
近くでじっくり見てみたいものです