いわずと知れた金沢の文学者。
この周辺の美しい自然も、鏡花の文学に影響を与えているんじゃないかなーと、
思えます。小説の中の美しいイメージが頭の中に浮かぶもの。
でも、父親が亡くなってから生活のめどが立たずに東京に住み、本籍まで変えてしまったとか。
幼いころに母親を失い、そういったものも鏡花の文学には多大な永久を与えているとか、
柳田国男と親交があったとか(遠野物語)色々新しい発見もあり、
読んでいない鏡花の本を、読もうかなーという気持ちのさせてくれました。
兼六園の近くに有る金沢文芸館。
2階は五木寛之文庫 になっていて、五木寛之氏の原稿、ゲラ刷りの修正、
稲垣足穂からの道程のスケッチ、植草甚一氏からのものなど、ゆかりの有るものが
展示して有る。
入館料は100円
狭いけど、建物自体が重要文化財になっている昔の銀行の建物で、置いてある椅子
なども当時のまま置いてあり、その椅子に座り置いてある本を読むことが出来る。
(同居者がここで本読んで待ってるから、泉鏡花記念館に一人で行ってきてと
言われるくらいに居心地のいい空間)
実際、1時間半ここで本読んで待っていました。
山中温泉の総湯は写真の菊の湯が女湯、男湯はこの正面に別の建物であります。
つくりは同じ広さのようです。
山代温泉の総湯は今は結構古い建物がですが、(中は広いです)
今その正面に大きな昔風の建物を建てているので、年内には新しい総湯が出来るようです。
山代温泉のほうは、ほのかにイオウの匂いがしたようにも感じましたが男湯では
感じなかったそうなのでそんなに強いものではないです。