グリーンランドで冷凍状態で発見された、約4000年前の古代人の
頭髪組織からゲノム解読することに成功したと言う話です。
それを参考に古代人の顔を再現して、茶色の瞳を持ち、額が禿げ上がった
古代人の顔が再現されたそうで、若い男性と言うことです。
彼は「イヌク(Inuk)」と名付けられ、グリーンランド最古の文化で
現在は消滅しているサカク(Saqqaq)文化に属していたと考えられて
います。「サカク族は、イヌイットの直接の祖先説や、北極地方の
高緯度地域に定住していたネイティブアメリカン説などさまざまな議論が
あったけれど、跡から発見されたわずかな骨や毛髪については、
遺伝学的な来歴はほぼ確定されないと言うことです。
イヌクのゲノムは現代人のゲノムとよく似ているそうです。
化学が進化して、古代人の由来、人種の由来などの解明がはっきりと
わかってくる日も、そんなに遠い話ではなくなって来るのかも
知れませんね。