2015年9月5日(土) 12.397km
秋雨前線が停滞し悪天候が続く日々。今日は久しぶりに良い天気になった。
今回は、天王寺と浜寺公園を結ぶ鉄道路線「阪堺電車」の沿線を歩く計画。
先ずは「阪堺電車・上町線」の天王寺をスタート。
歩道橋から「天王寺駅前」駅を見下ろすと、丁度入線して来るオレンジ色の車輌と緑色の屋根のコントラストが綺麗に見えた。
あべのハルカスとQ’sモールに挟まれたあべの筋の路面を線路は走る。商店街を南に歩くと「阿倍野」駅。
振り返ると正面にハルカスがそびえ立つ。
阪神高速の高架を過ぎて、昔ながらの鮮魚店・精肉店・青果店・人気のラーメン店等の前を通り更に進む。
商店街の途切れる辺りから線路はあべの筋を離れ住宅街へ。
綺麗な花が咲く線路沿いの細い道に入るとすぐに「松虫」駅がある。
ここからしばらく列車は民家の軒先をかすめる様に走る。
「東天下茶屋」駅を過ぎ
「北畠」駅の手前で再び一般道(旧熊野街道)に戻る。
帝塚山のお屋敷街の中を「姫松」「帝塚山三丁目」と直進する。
「帝塚山四丁目」駅で一般道を離れて、右に弧を描きながら比較的に急な勾配を登って行く。
ここで南海高野線の上を高架で横切る。
この高架を渡り切った高みに「神ノ木」駅がある。
何とも風情があると共に、駅名の由来が気になる駅だ。
ここから今度は左に弧を描きながらの下りになる。
下り終えてしばらく民家の中を直進し、「住吉」駅で恵美須町からの「阪堺電車・阪堺線」と合流する。
立派な石灯籠が立ち並ぶ、摂津国一の宮である住吉大社の門前、旧紀州街道の路面を車輌が行き交う。
正面の大鳥居の前に「住吉鳥居前」駅がある。
南海本線との乗り継ぎ駅になっている事もあってか大勢の乗降客で賑やかだ。
住吉大社を過ぎると再び一般道を離れて専用軌道へ。
「細井川」駅の次が「安立町」駅になる。
この駅がまた面白い。"Live & Music Bar〜LIVE HEART"と言う店舗と駅が一体化している、残念ながら店は開店していなかったが、開店していたらどんな雰囲気なのだろう。
次は「我孫子道」駅。
駅前のカフェには、沿線の飲食店が参加するイベント「大阪ちん電バル」のポスターが掲示されていた。
我孫子道駅には車庫があり新旧多くの車輌が格納されている。この日も、現役かは判らないが、かなり年代物と思われる車輌を見る事が出来た。
この駅が大阪市内にある最後の駅になる。ここから大和川を渡って堺市に入り、終点の「浜寺駅前」駅まで線路はまだまだ続く。
大和川の鉄橋を渡るオレンジの車輌を見送り、今回の沿線歩きはここで終了にする。
大和川右岸の遊歩道を遡り地下鉄「あびこ」駅へ。