今回は、鳥取を訪問して来たS君に購入を依頼していた酒の試飲会(山陰特集第二弾)。最近、鳥取・島根の銘柄も雑誌などでよく目にする。前回は「辨天娘」を銘柄指定したのだが、今回はS君にお任せした。
それにしても今回は開催前から誤情報が錯綜していた。発端は、我々がLINEで酒の購入を依頼したのに対し、S君からは「明日探してみます」と気の無い返事が返って来た事に始まる。案の定、帰還したS君からは何の話も無い、やはり買って来てくれなかった様だ。ところが後日、念の為に確認したところ「買って来た」との返事。何故黙っていたのかは定かでは無い。何かやましい事でもあるのだろうか?前段にこの様な事があった後、「S君がパック酒を買って来ている」との情報が入る。聞いた瞬間に「それで気が引けていたのか」と早合点。そのまま当日を迎える。
メンバーは、F君・N君・S君と私。(常連のU君は、何かのっぴきならない事情があったのか欠席)
そこで、我々の目の前に現われたのは、予想外の立派な化粧箱入りの純米吟醸酒だった。
今回の銘柄は
「鷹勇 純米吟醸 強力」
(大谷酒造(株)・鳥取)720ml
・精米歩合 50%
・アルコール分 15度以上16度未満
・原材料名 米(日本産)、米麹(日本産米)/原料米品種 強力100%
・酵母 協会9号
・日本酒度 +5.2
・酸度 1.5
S君には申し訳ないが、パック酒と聞いて全く期待していなかった。どうも化粧箱をパックと見間違えただけだった様だ。
スッキリとした飲み口、控えめな吟醸香と旨味、後味はサッパリとしていて、全体的に上品な印象。パック酒と思っていただけに、サプライズ感が美味さを引き上げている事も否めないが、それを差し引いても美味いと思う。
今回、N君の過激な批評は無く、珍しく静かに飲んでいた。
S君には今回疑った事を詫びると共に、是非、山陰特集第三弾をお願いしたい。