インド - チェンナイ & バンガロール

　南インドにある、チェンナイ（旧名：マドラス）と1週間かけて回ってきた。

　チェンナイで津波の被害にあったという海岸あたりも、今は全くその影も見当たらない、最もタクシーで通り過ぎただけだから詳しくは分からないが・　　　
　
　チェンナイも日本の自動車メーカーがかなり進出しており、以前に比べかなり活気があるように思える。

　バンガロールは相変わらず交通渋滞が激しい、空港からホテルまで1時間もかかった。

　特に夕方の渋滞は激しく、時間が読めない為早めに行動をするようにしている。
　　
　バンガロール発10時35分のデリー行き、Kingfisher 航空に初めて乗った。　Kingfisher はインドで最大のビール会社である、赤く塗られた機体はかなり目立つ。　サービスが良いという評判で、国内最大の JET AIR のシェアーをこの後発の Kingfisher 便が食っているそうだ。

　バンガロールのホテルで頼んだタクシーに乗り、運転手に空港までどの位かかる？　と、聞くと、1時間と答える。　土曜日の朝でも1時間もかかるのか、夕方の渋滞のときと同じか？　　と、聞き返すと、今日は20分。　と平気で答える。　　今、タクシーに乗って話している会話なのに変だろう！　

　機内に、外国人ご一行様が30人くらい入ってきた、フランス人か？　大きな声でオペラを歌いだすものもいる。　兎に角にぎやかである。

　しばらくして、10席ほど前に女性が立ち上がって、しきりにクルーを呼ぶボタンを何度も押している。　その周りの集団も立ち上がって一箇所に集まり何やら騒ぎ始めた、大勢詰め掛けるので、ここからでは何が起こったかわからない。　3人ほどクルーがあわてて前方の席へ。
　
　大きな男性が、男たちに抱えられて最後部のトイレのそばの通路に寝かされた。　ドクター　はいないか？　等と話している。　クルーが、毛布を抱えて後部へ。　　どうも様子からすると突然苦しくなったか、食あたりを起こしたか？　　

　この便は、デリーまでの長距離だから2時間半位の飛行である。　　乗客の状態が悪いと、近くの空港に緊急着陸もありえる。　そうなると何時デリーに帰り着くか分からない。　周りの乗客もそのことが心配なので、早く回復して欲しいと祈るばかりである。

　幸い、到着30分ほど前に、自力で歩けるくらい回復をしたようで、前の席へ戻っていった、が、自分の席を通り越してビジネスクラスの席へ移動した、クルーの心使いか。　

　チェンナイ、バンガロールとも32度～33度であった。　暑かった！