釣友に紹介されて,,アングラーズというアプリを使い始め,釣果結果の統計をとり始めて,2年ほどになります.釣果があるごとに,「投稿する」ボタンを押して,公開はせずに,記録を書きます.まず写真を2,3枚選ぶとその記録情報から,日時,場所が登録され,長さ,重さ等は自分で記入しながら,完了ボタンを押すと年度別の最大長寸,平均サイズ等が一覧で表示されるアプリです.これまでは手帳に記録したり(今でも記録はしていますが),エクセルデータとして記録していたものが,楽に作成できることから,釣れるたびに記録しています.
月ごとの最大,最小,平均サイスそして年毎の最大最小,平均サイズが表示されますが,このアプリを使い始めてから平均サイズに着目するようになり,個人的にはいろいろな情報を得ることができています.団子餌で釣れたデータを公開されている方のデータとの比較で,ボイリーと団子での釣果の差などは,注目すべきものです.
ある程度の釣果数がないと統計的な価値は少ないので,私の経験から年間50本以上の釣果から比較したりしています.今年はまだ40本ほどですが,私の平均は86.8㎝で,最大は102㎝です.昨年は54本で,平均89㎝,最大は106㎝.一昨年は53本で平均84.6㎝で,最大は109㎝です.大型狙いで,仕掛けや,ボイリーもその狙いにマッチしたものを試行錯誤しながら,現在に至っています.地元の河川や野池を訓練の場として,遠征で,余呉湖や,水月湖やほかの湖に出かけていますが,身近なポイントでの訓練が大切であることを最近になって再認識しています.
ポイントとして考えているのは,あまり竿が入ってないポイントと,自分が通いなれたポイントを考えます.竿が入ってないポイントは,警戒心も薄く,フィーディングに反応が顕著で,ある意味釣りやすい.自分が通い慣れたポイントは,気持ち的には竿は出しやすいものの,警戒心が強いため,喰わせるのが難しい.更に,初めてのポイントに通い始めると,徐々に食いが悪くなって,警戒心が強くなってくるのが実感できます.そこで,それにどう対処するかも大切な訓練です.この経験をもとに,余呉湖の遠征ではポイント選びからその攻め方,フィーディングの量や打ち返しのタイミングなどを図っていきます.実はこういう試行が,一回一回の鯉釣りが楽しくなるというか,新鮮な感覚を失わない秘訣かと思っています.
さて,今回も警戒心が強くなってきたフィールドで如何に喰わせるか.ただし,釣り人は少なく,魚の警戒心の原因が私自身の釣行です.フィーディングは少なくし,ただし,フィーディングの主体は,糠とスイートコーンの団子にして即効性を意識しました.
結果は投入後1時間半後に当りが出て,引きの強さは織り込み済みで,時間をかけてゆっくり確実に,正面からネットインを心掛けての竿さばきの訓練でもありましたが,10分くらいでネットイン.
この釣り座は頭上に木が覆いかぶさり,オーバーハンドスローはできないので,バックハンドとフォアのサイドスローになりますが,キャスティングの技術もある段階までにマスターしておかないと,ポイント選定も限定されてしまいます.また,着水音なども鯉が餌と思わせるような音を出すために,リールの指によるサミングによって,甘い着水音などが出せることも大切に思います.今年4月に東北宮城県での長沼,伊豆沼,内沼でのCRCの大会では,水深が1m未満のポイントでは,サイドスロー+サミングで優しく着水させることで,オモリが泥深く沈むことを最小限にでき,オーバースローでのキャスティングより,きめ細かい釣りが展開できることを再確認でき,釣果以上にいい経験になりました.
9月に入り,やっと初めての釣果に恵まれ,日ごろの訓練の楽しさも再確認で来ました.
今月も何とか90オーバーを喰わすことができ,3月以来7か月連続で90オーバーが続いています.1,2月で途切れてしまって,それまで22か月続いていた90オーバーの記録も仕切り直しで,いつまで続くか,一つの自分の目標として持続可能性を追求してみたいものです.
来週からは残暑も弱まり,釣りやすい季節になりますが,釣果ほうは私の場合,この時期は恵まれないので,ひと工夫必要なのかと課題に感じています.