リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

冬の釣りへ

2024年12月14日 | 鯉釣り日記
 今年は秋の季節感がなく、夏から冬になった感じですが、確かに、昔に比べて秋が短くなった気がします。
 春と秋は季節的には鯉釣りに関して、気持ちよく竿が出せるので、助かるのですが、最近のように季節が冬と夏のような1年では釣り環境だけでなく、鯉の喰いに関しても従来の定説を当てはめることができなくなり、難しくなってきました。琵琶湖なども11月になっても、藻が繁茂していて、釣りにくい環境が起こっています。
 昨年が、観測史上これまでで、最も気温が高い年であったようで、今年はさらに昨年を上回る気温です。昨年からのデータをみても、12月になって大型が上がっていることなどを踏まえ、この12月は大型を狙いながらの釣行になっています。完全に冷え切ってしまう前の大型狙いは今後の一つの指針にもなるかと感じています。
 今回もこの視点から地元のフィールドで大型を狙いでの釣行です。自分で季節や気温は変えることはできないのものの、自然環境を意識して、フィーディングのタイミングやその量を工夫しながら、基本的には前日にフィーディングして、翌日釣行というのが最近のパターンです。しかし、これもそのフィールドにより、そのタイミングと量を把握していくことでしか、確実な釣果には結び付かないのが、私の最近の釣果でもあります。
 前日に200gほどフィーディングして翌日の釣果は当たりはあったものの、小型しか食ってきません。


そこで、早々に切り上げ、再度フィーディングして、翌日に再チャレンジ。
しかし、3時間後に喰ってきたのは、なんと色鯉でした。

河川ではよくあるパターンですが、狙っているのは、これではなく、大型なので、まだその前の段階ですね。なかなか思うように大型が食ってきてくれません。
 そこで、こんなときこそ、リグを確認しながら、新しくして、針先も再確認しながら、更に竿数も減らして、その時を待つしかありません。これまでの経験でも、こんな状況で大型が喰って来て、不意を突かれ焦って、大型を逃がすことも多く、もう一度仕切り直す感じで、気持ちもリセットしての釣行に切り替え、3度目の正直で、ポイントに入りました。
 しかし、最近では最も冷えた朝で、気温も上がらない中ではありますが、自分の釣りを信じて車内で本を読みながら待機します。当たりもなく、読んでる本のページだけが確実に増えていきます。
 買ってきたおにぎりも、時間を持て余す中で、昼よりも少し早い時間に食べてしまい、納竿の時間を意識し始めた時に、目の前のバイトアラームがあたりを知らせてくれました。いつものことながら、一瞬、泡を喰った感じですが、落ち着いての行動を意識して、釣り座へ。
 リールからは糸が出ていく様子を確認しながら竿を持つと、倒木の枝にラインが擦れて、その先に魚がついている感触が竿を伝って来ます。
 こすれている感触が強く、魚の手ごたえよりも糸が切れる可能性もあり、なんとか、この枝の擦れを魚の動きの中で外れないかと、竿とリールで魚を寄せつつやり取りを開始します。5分くらいしてから、何とか枝が擦れる感触がなくなり、魚の重さだけを感じる展開になり、一安心です。
 しかし、道糸も痛んでいることだから、安心はできません。そのためクイックドラッグを効かせながら、ドラッグの微調整に心掛け、少しずつ寄せに入ります。枝の擦れはなくなったものの、意外に魚が重く、なかなか寄って来ません、10分くらいしても魚は弱る気配はなく、今シーズンでも経験がないほどの抵抗を竿を通して感じてきました。
 ここで、焦ってはいけないと経験上分かっているので、気持ち的には我慢比べと考え、時間を掛けても確実に取り込もうと、魚の引きの応じてクイックドラッグの調整を行いながらのやり取りです。そこから15分くらい経ち、ようやく魚が水面近くに浮き上がってきて、少し色が白っぽく見えたので、また色鯉かと一瞬思ったものの、よく見ると色は少し薄い感じですが、傷のないきれいな大型の鯉の姿を確認でき、ここからまた慎重にやり取り開始です。
 さすがに水面に顔を出してきてからは、魚も弱ってきたようで、用意しておいたネットに確実に入りました。あまりの重さにネットを枠を外す余裕もなく、そのまま枠を持ったまま、マットの上に。
 マットのメモリの1mは超えている感じで、検寸台を用意して、傷をつけないように注意しながらの検量開始です。鯉が意外と暴れることなく、検量もでき、

107cmの大型で、夏以来のメーターオーバーで、今年の4本目です。重すぎるため、顔も引きつっての写真ですが、達成感を感じる瞬間です。
20kg近くある綺麗なその魚体に満足ですが、まだまだ今年中に大型が期待できるので、さらに大型を狙って、仕切り直し、次回に備えたいと思います。


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