先週は,30年ぶりの琵琶湖の北湖のポイントに入りました.秋のこの時期は初めてでしたが,2本喰わせることができましたが,サイズアップを狙っての今週の釣行でした.前日にフィーディングして,職場の名古屋からの直行でしたが,時間は1時間ぐらいで,自宅の三重からだと2時間半はかかるので,職場からの直行でも楽な釣行です.
しかし,釣り場についたのは,この時期なので,日も暮れていて,金曜の夜6時半過ぎでした.前回と同じポイントなので,前回と違って,暗闇でも地形や釣り座までの道なども把握できているので,スムーズに釣り座に着くことができました.
フィーディングは効いていると想定して,PVAに喰わせとフィーディングした同じボイリーを入れて,ゆっくりロッド2本セットします.
写真は明るい時のものですが,暗闇ではキャスティングも自分の感覚の距離感を頼るしかありませんが,使い慣れた竿とリールなので,不安はありません.喰ってくるなら夜の暗闇だろうと想定して,ネット等も距離等を意識してセットします.
雨も降るようなので,車のサイドタープもセットして,一息ついたのは夜の8時頃でしょうか.これから晩御飯ですが,釣りがメインなので,どちらかというと粗食になりますが,車はアウトランダーPHEVなので,これからの寒い時期は,車中で電子レンジが活躍してくれますが,マルチクッカーも使うので,結果として,車中は暖かくなります.今回は冷凍食品の餃子をいただきます.コンビニの弁当よりはスーパーの冷凍食品の方が値段的にも半額以下で,電子レンジが使えるので助かります.
食事が済んだ頃の夜の9時に突然のバイトアラーム(デルキム)の音にびっくりします.前回は第1投から8時間後の早朝の5時頃だったので,驚きです.事前のフィーディングが効いていたのでしょうか.
竿を持つと,重々しいトルクの手ごたえに大物の予感です.暗闇の中,遠くに民家の灯りを眺めながらヘッドライトで時々穂先の曲がり具合を確認しながら,ゆっくりと鯉を暴れさせないようにやり取りを行います.前回の鯉とは明らかに違うトルクの重さに慎重にリールを巻き竿を貯めながら,クイックドラッグを調整しながらのやり取りになります.竿を持った時点で,糸は100mは出ていたので,時間はかかります.竿の弾力とクイックドラッグの調整で,鯉に刺激を与えないように,ゆっくり寄せに入ります.横走りされると困るので,とにかくゆっくり確実に寄せることを心掛けて15分くらいかかったでしょうか,目の前15mほどの所でヘッドライトに照らされる魚体を確認してゆっくりネットを右手に持ち,竿を立てながらのネットイン.メーターはあるかなと,暗闇に中,メジャーを当てるとメーターは超えているようなので,ほっとしながらライフバッグに鯉をキープして車に戻ります.前回も鯉も肥満体形ではない形のいい野鯉タイプでしたが,今回も鯉も同じようなタイプの鯉です.明るくなって,検量をと考え,餌を打ち返し,車に戻ります.
時折,雨が車の屋根をたたく音を感じながら眠りにつきましたが,突然のバイトアラームの音にたたき起こされたのは,土曜の早朝の朝3時半でした.先ほど当たりのあった竿ではなく,もう一方の竿に当たりです.暗闇の中,雨は上がっていましたが,竿には雨粒が着いていて,竿を持つ手には雨粒がしたたり落ちてきて,竿尻を伝って雨粒が腰のあたりに落ちてきますが,落ち着いて竿の弾力とドラッグを効かせながらのやり取り開始です.先ほどの鯉ほどのトルクの重さはなく,それでも元気よく走りそうなので,竿の弾力を使いながら暴れさせることのないように優しくやり取りしながら10分ほどでネットイン.ライフネットにいれて取り合えず,明るくなってから検量し,リリースすることにします.
明るくなって,検量して,リリースします.
最初の鯉は,105cm,16.7kgでした.
早朝に喰ってきたのは,94cmの鯉でした.
午前中に期待はしたものの,その後は当りがなくなり,土曜の夕方を迎えます.
車のガソリンが少なくなってきたので,燃料を補給に行き,戻ってきたときには,すっかり日が落ちて秋の夜長を迎えます.今回PVAバッグが底をつき,8枚しかなく,2本の竿で4回しか打ち返しできない状況で,最後の1投を日が落ちた夜の6時に行い,夜から朝の当りを期待します.
食事をしていることだったでしょうか,時計を見ると7時半ぐらいだったと思いますが,突然のバイトアラームの連続音にまたびっくりです.いかにも慌てさせるようなバイトアラームの音ですが,さすがに3回目ともなると落ち着きが違います.ヘッドライトとゴム長を丁寧に装着して釣り座へ.勢いよくトーナメントISOのスプールが回転して,糸が出ています.ゆっくり竿を持ちドラッグを締めて竿先の弾力で鯉の勢いを感じます.クイックドラッグを調整してやり取り開始です.今回もかなり糸が出ているので,時間はかかります.トルクの重さは感じられないのですが,スピードは穂先から伝わってきます.90cmクラスの引きを感じながら確実にネットイン.ライフバッグに入れて朝に検量です.その後,朝まで期待するものの,当りはなく明るい日曜の朝を迎えました.
朝になって検量すると,95cmの良型でした.
今回は久しぶりに納得できる釣りができ,疲れも感じることなくゆっくりサイドタープなどを乾かしながら片付けて,帰路に就くことができました.まだまだ,期待できそうな琵琶湖の北湖ですが,次回は狙っているもう一つのポイントにチャレンジしようと思っています.これからが大型のチャンスです.