一年ぶりに、懐かしい釣友と鯉釣り談義に華を咲かせることができました。昨年に引き続き,30年来の鯉釣りの旧い友人に、最近の鯉釣り師も交えての中身のある談義でした。
最年長の大阪のK山氏、岐阜からはT橋師氏、そして地元のK本氏に加えて、今回京都からは、初めて参加されたK峠氏、それに愛知の豊田からは、最近各地の大会で活躍されているT山氏、それに私の5人のメンバーで今年も湖西に竿を並べ、釣果は二の次で,鯉釣り談義がメインの釣行です。
ポイントは、昨年と同じところでしたが,一年経って,その湖底の様子だけでなく、水深も浅くなって、その大きな変化に、全く昨年とは違ったポイントに変わっていることで、自然の営みの力の大きさにただ驚くばかりでした。
さて、30年来の鯉釣りの歴史の中での話をし出すと、それこそ際限なく、次から次へと話題が出て,時間も忘れて話している鯉釣り仲間でした。
今回も岐阜のT橋氏が昔懐かしい、オガワテントのオーナーロッジテントを持参していただき,一年ぶりに設営することになりました。今では,こんな大きなテントはあまり見かけませんが、一旦設営してしまえば、まさにロッジという感じで,テント内は,石油ファンヒーターで暖を取り、皆で鍋をつつきながらの談義の華が咲きます。
電源は,私の車(アウトランダーPHEV)からとり、電子レンジも使いながら家庭的な雰囲気すら漂う空間です。昨年も感じたことではありますが、やはり100Vの電源が自由に使えるという環境は、格段にキャンプ等に大きな変化をもたらすことを実感するのでした。
宴も酣になると、テントの中は、その鯉釣り談義では、ここでしか聞けない貴重な情報等も多く,正に鯉釣りの歴史と情報の宝庫が備え付けられた空間に変身します。琵琶湖固有種の鯉の話から始まり、日本の養殖鯉の歴史、これ迄の鯉釣りの仕掛けの変遷やその釣りの歴史も楽しく聞いたり話したりの時間で,それは記録に残しておきたい貴重なものでした。
昨年は釣果もあったのですが、今回は全員、誰も当たりがなく,それでも、楽しさだけが鍋料理の味とともに記憶に残る貴重な時間として、脳裏に刻まれました。また来年も,皆が無事に会えたらと、妙に実感の籠ったフレーズに笑いながらそれぞれが、三々五々に湖西を後にしました。
さて、師走になり,いよいよ今年も残り少なくなって来ましたが,この時期からは鯉釣りも人が少なくなって来ますが,大物が喰ってくる時期でもあり,私はこれからの時期が一年でも最も好きは時期でもありますが,読者の諸兄は如何でしょうか。温かくすることで,じっくり待てるし,食べ物は温かいだけで美味しく味わえます。
今度の週末は満を持して、冬の釣りを堪能したいと思います。車の修理が金曜に仕上がってくるので,今から少しずつ荷物の整理をしながら、食料等も含めた準備に取りかかります。