リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

夏の水月湖、余呉湖

2016年08月03日 | 余呉湖
気がつけば,8月になり,鯉釣りには厳しい季節になりました。この時期は,河川での釣りは暑さを考えると厳しすぎて,例年余呉湖へ行っております。余呉湖は木陰が有り,朝夕は涼しさを感じさせてくれる釣り場として、私の夏の定番ポイントです。忙しい仕事も一山超えて,休みになり,今年は水月湖から余呉湖の釣り行脚です。海外へ行く友人もいる中で,暑さをいとわず鯉釣りに行くのも、また人それぞれというか、打ち込める趣味が有るだけでも十分幸せ感を感じています。

早朝に家を出て、190kmの運転にもあまり疲れを感じなく,水月湖に着いて、狭い道の湖周を車で廻りながら、鯉の動きを観察するも全く動きが感じられません。藻の切れ目を狙いながら前もって決めていたポイントへ粉餌とボイリーをフィーディングして、翌朝から竿を出すことに。それ迄は,縄文博物館で水月湖の年縞のこと等展示を見ながら、少し勉強してのんびり時間を過ごします。隣接する三方湖、菅湖を見て回りながら、釣り人は瀬戸に2人と、菅湖に1組くらいでこの暑さに釣り人もいません。

丁寧に粉餌を1kgくらいとボイリー(ユーロカープのツナモルツ15mm)を1kgスプーンで投入。岸からの距離は10m程で、水深は3m〜4mくらいです。気水であるので、海の魚は動きが有るのですが,鯉は全く動きを感じさせてくれません。しかし、時合は明け方から早朝だと予想しているので,その時間帯に絞って当たりを待つことにします。

翌朝の明け方から満を持して,2本の竿をセットします。フィーディングでは少し匂いの強いボイリーも混ぜて集魚効果を高めようと試みましたが,湖面からはモジリすら見られません。

この季節の鯉の着き場が移動していると感じられます。とにかく,朝の時合と夕方の時合に絞って待ちます。しかし、待てど暮らせど全く反応がありません。水月に関しては季節によって鯉の着き場所、回遊コースが大きく変化することを実感しました。とはいえ、竿が出せるポイントも少なく、車を止めることすらままならないこの湖はまだまだわからないことが多いのが実感です。日暮れ迄粘るもまったく当たりが無く,次の日の朝の時合に期待しつつ、夕方にまたフィーディングして翌朝を迎えます。翌朝も同じような湖面で,魚の動きは感じられなく,朝の9時には竿を畳んで水月を後にすることに。

帰り道に位置する余呉湖に立ち寄って,様子を見ながら湖周をゆっくり車を走らせます。2人ほど釣り人がいます。平日のこの時期には珍しいと言えます。殆ど人が入らないポイントへ水月湖の釣りの気分転換をかねて入ります。水位は夏の一番低い状態です。琵琶湖からの水が小さい流入口から入っています。水の動きが有るので少し期待が持てます。水月の暗闇に比べれば,余呉の夜は比べようが無いくらいに安心できます。怖くないですかと言われますが,最近はあまりそんな感覚が無くなって来たのでしょうか。


余呉に着いたのが10時前で、時合は夜から明日の朝と踏んで、まず粉餌とボイリーをフィーディングします。このフィーディングがここ2年程、警戒心が強くなって来た余呉湖の鯉釣りでも釣果を左右することがデータからもわかって来ました。正確なポイント選びと正確なフィーディングを心掛けることは、初めてのポイントで竿を出す時にも活かされるので,慣れたポイントでも気をつけたい技術です。水月湖と同じく竿は2本セットします。


このポイントはバンクスティックも刺さる土なので、ロッドポッドは使いません。タックルは
竿:UKDaiwa ベイシアAGS 12ft 3ポンド
リール:UKDaiwa トーナメントISO遠投5000QD
道糸:フロロカーボン4号
オモリ:2オンスインライン
レッドコアライン:45LB
ハリ:ダウンアイ6号
餌を投げる前に食料と水を調達に行き,昼頃にゆっくり竿をセットします。この頃から風が強くなってきて、暑さを吹き飛ばしてくれてる感じで過ごしやすい午後から夕方の時間帯でしたが,当たりは有りません。余呉は夜も当たりが期待できるのですが、夜は静かに時間だけが過ぎて行きました。

朝になり,5時頃に眼が覚めると、地元のNさんの車が前を走って行きます。今朝からの釣行なのでしょうか。朝の気持ちよい涼しさを感じながら湖面を見ながら時間が過ぎるのを感じていた時,竿のバイトアラームが光と音を発しながら,同時にリールが生き物のように回転しながら,糸が出て行きます。鯉釣りではよく有るパターンですが,この一瞬こそ釣り人が泡を食った感じで冷静さを失う瞬間でしょうか。竿のところに行くと勢いよく糸が出ています。今年初めての余呉湖の鯉の当たりです。竿を持つと重量感が伝わって来ます。あわててリールを巻くと左右のカカリに入られるので,ここはゆっくり沖に向かって走ってもらうつもりでドラッグを緩め糸を出します。150m程沖に走らせながらも、少ずつ浮いてくる感じで,尻尾が沖で確認できました。ここからゆっくりおとなしく寄せに入ります。ゆっくりリールを巻きながら横走りをさせないようにリールの巻き方を考えます。15分程のやり取りで菱藻を付けた鯉がネットイン。検量をしている時に,対岸に入っていたIさんが寄っていただき,写真と検量を手伝っていただきました。いつも一人で検量したり,自撮りしたりするのですが,今日はありがたく写真を撮っていただきました。



全長97.5cmです。水月の鯉は野鯉系が多く,精悍な顔立ちの鯉が多いのですが,余呉は養殖系が多いのが特徴ですが,平均サイズが大きいのが魅力です。また、擦れているので,釣りにくいのも一つの魅力とも考えられます。この暑い夏の鯉釣りを唯一木陰のあるフィールドの余呉湖で楽しみたいと思っています。次はいつ行こうかと考えるのも楽しみです。




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