リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

久しぶりの西湖3

2023年07月19日 | 西湖
 やっと何とか1本取り込んで,ほっとした気持ちになりました.夏の日差しはまぶしいものの,タープで日よけができていて,湿気もなく,爽快な釣り日和です.10時,11時,13時とこの時期としては貴重な当たりがあり,夕方の時合いに当然期待が入ります.しかし,これ以降は当りもなく,夜釣り禁止なので,少し早めに6時に納竿して,その後タープも倒して,日暮れ時には車で車中泊の準備に入りました.テレビも入り,携帯の電波も心配なく,これまでの遠征(余呉湖や水月湖等)とは違って,不自由なく,しかも夜は涼しく,明け方にはダウンを毛布代わりにするくらいで,汗もかかず,今まで経験した夏の釣りでは最も快適な初日の釣行になりました.

 翌朝を迎え,正面には富士の頂が朝日浴びて赤く染まっています.赤富士とはこういうことかと初めて実感しました.
早朝の清々しさと涼しさは格別です.暖かいコーヒーや食事が楽しめるのも格別です.日の出とともに第1投を終え,ゆっくり朝食をして,T氏のサービスで暖かいドリップコーヒーを頂きながら,鯉釣り談議の2日目が始まりました.

 期待したにもかかわらず,早朝の時合いには当りはなく,昨日のバラシの影響が出てくるかなと予想していたので,ここから難しくいなりそうです.

 しかし時計の針が10時を指すころに昨日と同様の時刻ですが,テーブルに置いていたバイトアラーム受信機からアタリを知らせる「ぴ~~」という音にびっくり.やっと来たかと思うと同時に,今度も取れるかなと少しの不安を胸に,釣り座に行くと,勢いよく糸がリールから出ています.竿を持つと,やはり掛かりに巻かれて,「又かよ」という気分です.今度も右の竿で個の竿に当たると確実にかかりに巻かれます.いろいろ工夫を凝らしてやり取りするもラインブレイクという結果になりがっくりです.かなり大きな岩の感じもしますが,敵もよくわかっているのか,一枚上手の相手に厳しい現実を味わうことになりました.

 気持ちを立て直すよりも,どうしようもない気持ちですが,そうも言っておれないので,再度打ち返して次に期待します.さすがに前日のように11時には食って来ることはなく,昼食をのんびり食べて,T氏から冷たい缶コーヒーを頂きながら,鯉釣り談議を始めていた午後1時に当りです.さて,今度はどうかなという気持ちで釣り座に行くと今度もアタリは右の竿です.不安を胸に竿を持つと,やっぱりまた岩に巻かれています.岩にへばりつくというよりも,岩に巻かれているので,厳しです.今回は何とか岩に巻かれているのが外せてというか,一瞬道糸が切れたかなと,ポンと抵抗がなくなり,リールを巻くともう一か所で岩に巻かれているようで,それも何とか外すと,魚はすでに針から外れているという状況でした.道糸は高いところからザラザラで,それが何か所かあり,何か所か岩に擦れていたことが伺えます.それを切って再度打ち返すことに.

 午後3時ごろにS氏が遠く愛知からやって来て,一緒に竿を出すことになりました.ラジコンボートを取り出し,ソナーも付いているのでそれを活用して,底の様子や水深を測っていきます.湖の傾斜が急なので,普段錘の沈み速度をカウントして感覚的に水深を測っているのですが,そのカウントが傾斜が急な湖では少し遅くしないと正確な推進が得られないことを教えてくれました.その結果湖の傾斜角度が大体わかったので,それをもとに投げた距離から水深が計算できるので助かります.そして,これまでの岩のかかりについてもわかることになりました.映像には水深6mほどの所から5m程の山のような岩か何かの形が写り,その大きさにびっくりです.

 結局この時点で5回あたりがあって,4回バラし,その後はその影響もありアタリはなく,翌日の午前中に納竿となりました.最後に映像に現れた巨大な岩が印象的で,西湖の未知なる力を思い知らされた感ですが,なかなか経験できない鯉釣りが堪能出来て,ある意味満足感を味わうことができました.そんな久しぶりの西湖の釣行は今年の夏のいい思い出になりました.

 帰りには,依然立ち寄ったそばのお店(さいこ亭)に立ち寄り,名物の韃靼そばを食べ,3年前,お世話になって楽しい話を聞かせてくださった「お母さん」の元気な姿を拝見でき,その時の思い出も話しながら,今年の西湖を後にしました.(完)


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