リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

スタイルの変化の兆しか?(2)

2018年08月19日 | 余呉湖
昨日は、集落の夕涼み会でした。昨年は、自治会長をしていて、その準備やら等で忙殺されていましたが、今年はそれもなく,穏やかな盆休みでした。しかし、明らかに昨年とは違い、猛暑の今年の夏は、鯉釣り(CarpFishing)に関しても例年にない状況が、余呉湖でも起こっています。この例年にない猛暑の影響がないことが考えられないことは,人間社会を見ても言えるので,この余呉湖に関してもそれは言えると考えます。事実,湖水の水温は30度を超え連日琵琶湖からの水が放水されています。そのせいか、水質は透明度もあり,良さそうに思います。また、藻の繁殖がこれ迄と違うのは,足下だけでなく、少し先迄、岸から20m以上も繁殖していて、餌交換時に藻に根がかりして、オモリを失うこともあり,これ迄とは違う様子が窺えます。

さて、今回の余呉湖のように例年と違う状況の際や,初めてのフィールドやポイントでは、魚の様子等を観察する為に最近はDeeperや水中カメラ等が有効な手段として活用されています。特に大ゴイ研究所の高橋氏の動画等でもそれらが使われていて、その動画を観ることで、今迄にない水中の状況が客観的に把握できます。私も,一年半程前から水中カメラを使っていましたが,根掛かりした場合に回収不可能になりカメラを失うことになり,これ迄も3個失っています。イギリス等ではwifiでリアルタイムに水中の動画をカメラもあるようですが,根掛かりした場合の損失は大きく,私も,余呉湖は根がかりが少ないので,使ってみたら,1投目に根がかりして、カメラを失うことになり,その釣行が憂鬱になった経験があります。最初に購入したのは、秋葉原にある上海問屋が中国から輸入した商品で,ヨーロッパ等ではWater Wolfと言う製品ですが,多分そのコピー商品と思われるようなカメラでしたが、殆ど製品としては同じ物で,その精度等も殆ど同じもので、値段は1/3程度の7000円ぐらいでした。しかし、現在そのコピー商品も売り切れで、Water Wolfだと2万円以上するし、もともと製品の信頼度も高くなく,購入には二の足を踏んでしまいます。使い始めて行くうちに機械の安定度が増していくように思われましたが、今はそのカメラもなく確かめようがありません。ただし、動画自体は、いくつか残っているので,参考になります。特に、ミドリ亀の水中での様子等は参考になります。

陸っぱりの鯉釣りというスタイルから船を使ったバスフィッシングのスタイルからの鯉釣りも今後可能性があるのか、その意味でもスタイルの変化の兆しが感じられそうです。振り返って、陸っぱりという鯉釣りのスタイルだけを考えてみますと、以下のようなスタイルの変遷がが思いだされます。個々にはバリエーションはあるかとは思いますが、大きく分けるとこうなるかと考えます。

1.鮒釣りの延長としての述べ竿による浮子釣り・・・餌は生き餌さ、練り餌
2.スピニングリール+投げ竿+ラセン付吸込み・・・餌は「大ゴイ」等
3.スピニングリール+投げ竿+2本針・・・餌はサツマ芋蒸した角芋直付け
4.スピニングリール+投げ竿+ラセン一本針・・・ラセンに寄せ餌+一本針に喰わせ角芋または芋ヨウカン
5.両軸リール(アブ7000c)+石鯛竿+ラセン一本針・・・餌は自家製の配合餌+干し芋
6.両軸リール(アブ7000c)+石鯛竿+ラセンなし2本針吸込み・・・餌は自家製の配合餌
7.スピニングリール+CarpRodのユーロスタイル仕掛け・・・餌はボイリー
8.両軸リール(アブ7000c)+石鯛竿+発砲一本針・・・餌は龍王
9.両軸リール(アブ7000c)+石鯛竿+ユーロスタイル仕掛け・・・餌はボイリー

この10年で,7のシェアーが延びたものの、ここに来て一定シェアーに落ち着いて来たように思われます。その現状で,ミドリ亀の影響等から6、8等も一定割合で根強いところがあります。
ミドリ亀やアメリカナマズ等外来生物の猛繁殖が、鯉釣りにもこの10年程で大きな影響を与えて、スタイルそのものにも影響を及ぼしていると考えられます。

そんな状況の中で,私は、初めてのフィールドやポイント等では、発砲一本針仕掛け


を使って、様子を見ることもあります。沖島釣行では、この仕掛けも使いながら様子を見て,ボイリー仕掛けに変えて、サイズアップを図りました。日本の現状の外来種による環境変化に対応する為にスタイル迄変化して来ている現状を観るにつけて、残念な気がします。もっとも、鯉そのものが外来種だという意見もあるようですが。

35年程前には琵琶湖でもバスフィシングに関して、鯉釣りをしていても気にならない程度というか,ほとんど存在感がなかった感じでした。その意味からも,鯉釣りに関しては、環境的に厳しくなって来たように感じます。車等は釣り用に改造しながら快適になって来た部分はあるものの、楽しみ方の変化ともとれそうです。そんな中で大きな鯉を釣りたいという、根源的な鯉釣り師(アングラー)の変わりない気持ちの原点は誰しもあり、それがあるからこそ年齢や職業も違えど、のめり込む姿勢に共通性があるのは、この釣りの特質ともいえるところかと。

ところで,以下の写真が,余呉湖で釣れた鮒だと思いますが,50cmほどもあり、真鮒や二ゴロ鮒にしては大きすぎるし,かといって体型からはヘラ鮒ではないし、余呉湖の固有種でしょうか?正確にご存知の方、誰か教えていただけませんか?よろしくお願いします。












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