今回初めてロッドの修理をお願いしました。現在、石鯛竿も含めると19本の鯉釣り竿があり、その中で、いわゆるカープロッドが14本あります。このうちのUKDaiwa製のBASIA AGS 12ft 3lbのロッドを修理に出すことにしました。
写真では分かりづらいのですが、表面がブリスターのようになり、どうも塗装の劣化のようで、機能的には問題はないのですが、少し見た目がなんとも情けないので、気になりだすと我慢ができなる性分でもあり、修理をしてくれるところをいろいろ聞くにつけて、なかなか請け負ってくれるところがありません。
そもそもUKDaiwaなので、メーカー修理もおぼつかないし、途方に暮れていて、EURO CARPの福安さんにも相談したりしていましたが、結局は自分でネットを検索する中で、2、3対応してくれそうなところを見つけて、相談するも法外な値段であったり、今はできませんとか、いいところが見つからない状態でした。
修理には、塗装を剥がして、ガイドも外しての塗装になるので、時間もかかり、結構大変な作業になるようです。いろいろ探すうちに、愛知県の豊橋にある、ブラッドノットさんというところに相談したところ、やってくれそうなので、実際に実物を持って行き、相談をしました。それが昨年の12月でした。約一ヶ月で3本ともできるということなので、お願いすることにしました。
ブラッドノットさんはフライ関係のサイトですが、ロッドの修理なども特にカーボンロッドに関してはいろいろ手掛けておられるので直接お話しする中で、お願いすることにしました。
一昨日に完成したということで、昨日直接お伺いして、修理してもらったロッドを受け取りました。
綺麗に修復されていて、満足のいく状態になりました。
ブラッドノットさんも修理する過程でいろいろ勉強になったと言われていました。特に、強度を確保するために、ガイドフットの糸巻きが2重になっているところや、カーボンの素材が何層にも組み合わされていることなどを挙げられていました。また最初からガイドを取り付ける位置が決まっていることなどもフライロッドなどとは違う方法らしいです。実際のメーカーの説明には書かれていないところがバラす中で明らかになり、聴いているこちらも参考になりました。
以前にリールのメンテナンスに関しても結局はメーカーも今はなかなか対応が難しく、ピカレスクさんのようなショップが今の時代だからこそ、我々ユーザーにとっては貴重な存在になると思います。その意味でも、今回のロッドの修理に関してもブラッドノットさんのようなショップはありがたい存在でもあります。
振り返って考えてみても、日頃の釣りの中でも、リールやロッドの修理に関しては、困ることも多く、相談してもなかなか解決できないことが多く、結局買い替えということになり、メーカーもその方が儲かるということから、修理できなくなってしまうことが多くなります。
しかし、気に入ったリールやロッドに関しては、決して安くはなく、ある意味、タックルの中では一番高価でもあり、消耗品の餌などとは全く違う感覚のものです。ショップでも消耗品は儲かるので、特に餌などはたくさん今では販売されていますが、リールやロッドに関して、種類も少なく、取り扱っている、在庫がある中から選択しているという現状です。
確かに、ショップも高価な商品の在庫を抱えることは経営上も不安要素になり、結果として、ユーザーはなかなか選択に困るという状況です。そういう状況の中で、竿の修理になるとさらに困難な状況があり、今回のことを含めて、情報交換などの必要性を強く感じました。