サラ☆の物語な毎日とハル文庫

エリザベス・黄粉

 

うちのオス猫ちゃんが6か月になった(推定)ので

昨日、動物病院で去勢手術をしていだきました。

それで、こんな虚ろな表情に。

 

ごめんね。

猫にとっては、まったくの降ってわいた災難です。

手術も迷惑なら、もっと迷惑なのはこのエリザベス・カラー。

「わたしエリザベスよ」

なんて洒落込んでいるわけではありません。

カラーを取りたくて、取りたくて、さんざん試行錯誤、

鳴きながら家じゅうを歩きまわった挙句、

あきらめ顔で、納得のいかない顔で、シートに座るきなこちゃんです。

 

ウッドデッキの下でミャーミャー鳴いていたのは3か月前。

獣医さんによると、「歯もすっかり大人の歯に生え変わっており、

(猫も乳歯から永久歯に生え変わるなんて、知らなかったー!!)

6か月というか、そろそろ7か月になるころでしょう」

 

「家の下で鳴いていたのが3か月というなら、

きっと一度、人の手で飼われたあとでしょうね。

野良ネコが生んだままの子猫なら、1か月もすればミャーミャー鳴き始めます」

ですって。

 

そうねぇ。

トイレも最初からちゃんとできたし、

抱っこされても、すぐにフニャンと頭を寄せるし

ノミにたかられ、ノミの糞だらけだったけど、

その前は、人に家にいたのかな。

 

写真のきなこ

「(野良猫上がりらしく)オレはオスなのに

エリザベスなんて、ザケンな」とか思っているかしら。

もっとかわいらしく

「やーねー、このカラー、邪魔だしキツイ。

早く取ってもらえないかしら。ねぇ、飼い主ちゃん」と姫を気取ってるかしら。

 

なんて…。

 

薬を飲ませるのに、カラーを外したら、

さっそく始めたのは毛づくろい。

猫って、毛づくろいをせずにいられない性分なんですね。

エリザベス・カラーは明日までの我慢です。

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